チョパーさんへ
投稿者: attoko12345 投稿日時: 2005/04/10 15:04 投稿番号: [31250 / 44985]
最後に「人」のはなし。
ヨーロッパでもイスラムでも利益を得ることは卑しいこととして批判されていました。
端的に「金貸し」、金貸しの多いユダヤ教徒が非難されたのもキリスト教がしたこと。
裕福なものは金貸しで設けるのは不道徳、分け与えるべし、という主張は道徳的かもしれませんが、投資ということも不道徳というでしょう。
ここにカルビンが現れて、職業に専念することは神の教えに従うことだ、言い出しました。
職業に専念すれば幾人かは成功して金持ちになります。しかし、この金を享楽に使えば神の教えにそむくことになり、もうけた金は次の職業にしか使えません。
この職業を農業とすると、利益を農業生産性の向上にしかつえないことになります。つまり投資ですね。投資することが神の教えに従うことだという主張につながるわけです。
金があれば投資すると考えるのは間違いです。
中世だけでなく、今でも消費だけに金を使う人がいるでしょう。中国でもイスラムでも日本でも豪商はいました。紀伊国屋文左衛門はその例です。しかし、金は資本にはならなかった。
なぜ、神の教えに従うことになるのか?
是は身分制にあると思います。ヨーロッパでも日本でも農民は農民として領主に搾取され、他に生き方がなかった。せめて農民の人生を神に祝福されてほしいという願望があって、下級神父が理論化したのではないでしょうか。
また、搾取され続けて苦れるためには生産性を高める以外に有効な手がなかった。江戸時代の農民の抵抗は、はじめはちようさん(夜逃げだね)、一揆でしたが、藩政改革では「金肥」という言葉が出てきます。魚を肥料に使い生産性向上を図ってます。綿の栽培には欠かせないらしいです。
日本でも農業改革に熱心だった二宮尊徳が資本家の前身ではないかと思います。
利益が再投資されると、産業化の歯車が回りだします。そうなると欲望から再投資が続けられ資本主義化は自己運動をはじめますます強化されます。
利益を消費せず投資する、消費せずに投資するのが良いことであり、かつ正しい道だと信じるところが資本主義の精神です。是がないと資本主義は育ちません。
はじめはキリスト教のプロテスタントの教えとして現れたのですが、効果はイギリスで現れ、余波を最初にこうむったのが(被害を受けたのは)一番近くにいた
フランスです。負けじと追いかける。その余波がドイツ、イタリアに押し寄せて
競争に負けたスペイン、ポルトガル、オランダは没落するわけです。
ドイツと、オーストリアは英仏を追いかけるため、専制君主が英仏の国家体制を真似、専制により改革を推し進める。是が啓蒙的専制君主です。結局オーストリアはドイツの負け、先進帝国主義英仏対後進帝国独伊が第二次大戦で対決する。
明治政府と帝政ロシアは独伊に更に遅れていました。しかし、前の時代に資本主義の精神をかけら(勤労は美徳)でも持っていた日本は近代化し、ロシアは停滞した。
ヨーロッパでもイスラムでも利益を得ることは卑しいこととして批判されていました。
端的に「金貸し」、金貸しの多いユダヤ教徒が非難されたのもキリスト教がしたこと。
裕福なものは金貸しで設けるのは不道徳、分け与えるべし、という主張は道徳的かもしれませんが、投資ということも不道徳というでしょう。
ここにカルビンが現れて、職業に専念することは神の教えに従うことだ、言い出しました。
職業に専念すれば幾人かは成功して金持ちになります。しかし、この金を享楽に使えば神の教えにそむくことになり、もうけた金は次の職業にしか使えません。
この職業を農業とすると、利益を農業生産性の向上にしかつえないことになります。つまり投資ですね。投資することが神の教えに従うことだという主張につながるわけです。
金があれば投資すると考えるのは間違いです。
中世だけでなく、今でも消費だけに金を使う人がいるでしょう。中国でもイスラムでも日本でも豪商はいました。紀伊国屋文左衛門はその例です。しかし、金は資本にはならなかった。
なぜ、神の教えに従うことになるのか?
是は身分制にあると思います。ヨーロッパでも日本でも農民は農民として領主に搾取され、他に生き方がなかった。せめて農民の人生を神に祝福されてほしいという願望があって、下級神父が理論化したのではないでしょうか。
また、搾取され続けて苦れるためには生産性を高める以外に有効な手がなかった。江戸時代の農民の抵抗は、はじめはちようさん(夜逃げだね)、一揆でしたが、藩政改革では「金肥」という言葉が出てきます。魚を肥料に使い生産性向上を図ってます。綿の栽培には欠かせないらしいです。
日本でも農業改革に熱心だった二宮尊徳が資本家の前身ではないかと思います。
利益が再投資されると、産業化の歯車が回りだします。そうなると欲望から再投資が続けられ資本主義化は自己運動をはじめますます強化されます。
利益を消費せず投資する、消費せずに投資するのが良いことであり、かつ正しい道だと信じるところが資本主義の精神です。是がないと資本主義は育ちません。
はじめはキリスト教のプロテスタントの教えとして現れたのですが、効果はイギリスで現れ、余波を最初にこうむったのが(被害を受けたのは)一番近くにいた
フランスです。負けじと追いかける。その余波がドイツ、イタリアに押し寄せて
競争に負けたスペイン、ポルトガル、オランダは没落するわけです。
ドイツと、オーストリアは英仏を追いかけるため、専制君主が英仏の国家体制を真似、専制により改革を推し進める。是が啓蒙的専制君主です。結局オーストリアはドイツの負け、先進帝国主義英仏対後進帝国独伊が第二次大戦で対決する。
明治政府と帝政ロシアは独伊に更に遅れていました。しかし、前の時代に資本主義の精神をかけら(勤労は美徳)でも持っていた日本は近代化し、ロシアは停滞した。
これは メッセージ 31249 (attoko12345 さん)への返信です.
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