北朝鮮の親戚宅訪問 その2
投稿者: sonfan512 投稿日時: 2003/08/23 10:56 投稿番号: [2586 / 44985]
今は知らないが当時はテレビの普及率は20件中1件程度で日本からの仕送りのある帰国者はテレビのある家が比較的多いようだ。
私の親戚も当然、仕送りでテレビを買った。
訪問中、北朝鮮対○○のサッカーの国際試合中継がありみんなでテレビ観戦した。最後まで見たのは私一人でほかはみんな途中で寝てしまった。全然関心が無いのには以外だった。
おばさんの家族構成だがご主人にあたるおじさんはすでに病死してて一度も会う事はできなかった。息子が4人で長男はぱっとしない労働党員でトラクターの運転手、これが農作業ではなく物を運ぶ仕事、(田舎にはトラックも少ないし道も悪い―びっくりした)結婚して息子が一人いた。現在は離婚し子供と二人暮し、離婚後元奥さんは病死した。
次男は軍に所属してたため会えなかった。現在は出家した長男に代わり世帯主。
三男は林業の職に就いてた。作業場まで片道20キロの距離だが交通手段は無く毎日徒歩通勤してた。驚いた私にこれは別に凄い事ではなく普通の事だとの返事だった。よく笑い人懐っこいこの三男は三年前35歳の若さで病死した。とても無念です。
当時15歳の末っ子の四男は中学卒業後一年間職に就かずうちでぶらぶらしてた。就職活動は一生懸命したのだがコネが無いのか雇ってもらえない。訪ねてきた郡幹部に理由を聞いたところ四男が仕事を選り好みするから本人が悪いとの事、おばさんに再度確認したら郡幹部は嘘を言ってるとの事だった。今年来た手紙では四男は現在、重病患者だそうだ。
長女と次女はそれぞれ近所に嫁いでた。
旦那さんは両方帰国者の子供達だが日本からの仕送りも手紙の行き来も無い。
近所にはまた、死んだおじさんの弟(おばさんから見ると義弟)がこの家族の世話役として住んでた。
その人は私に美空ひばりは死んだのかと突然聞いてきたのだがその時その事は知らなかったのでまさかと返事した。
日本に帰った後、それが事実と知ったのだが北朝鮮の帰国者間の情報の速さと日本に対する愛着は簡単には消えないのだと思った。その人もすでに他界した。
これは メッセージ 2524 (sonfan512 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019565/kldabaaf_1/2586.html