北朝鮮

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ヨタロウさん

投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2004/06/05 18:17 投稿番号: [19030 / 44985]
  こんにちは。

  先のレス、読むのにお疲れになったでしょう?   今回はできるだけ簡潔にいきますね。


>   この富の配分をめぐる問題が共産主義も生んでいきます。いうまでもなく、資本主義も富の配分のための一つの方法なわけです。大量生産、大量消費のシステムは、当然、人間の考え方も変えていきます。
  そういう中から、設計図にえがかれたような、客観的な無機的な人間が登場する。そんな人間はどこにもいないのですが、そういうような話し方をする人間が生まれてくる。政治的イデオロギーを掲げる人間群です。

  私はね、人間が手に入れたいと願い、手応えを感じるものは「富」だけではないと思うのですよ。もちろん、最低限の「富」がないと生きてさえいけないことは確かなのですから(北朝鮮を見るまでもなく)、最低限の富は必要です、絶対に。
  でも、そこを満たされたときに人間が求めるものは、例えば精神的達成感とか、将来への希望や安心とか、他人に認められたいということとか(この北トピというささやかな場でさえ、自分の意見こそ正当という訴えが一部で執拗に続けられているではないですか)、そういう意味での自己承認願望のような気がします。そこをマルクスは大きく見誤ったのだと思うんですよね。
  「人間はパンのみにて生きるにあらず」
  この言葉を権力者側のいいわけとしか取らなかったところに、のちの社会主義体制を生み出す悲劇の萌芽があると思います。「人間観」がことのはじまりから狂っていた、というか。


>   えー、プーシキンの「オネーギン」を思い出しました。オネーギンは、サンデーさんのような美少女「タチヤナ」を弄ぶインテリの都会的「下司野郎」です。オツムを知的憂愁で満たした客観人間。
  聡明であり、誠実、その上に「世界苦の受難者」オネーギンに「タチヤナ」は惚れる。
  しかし「タチヤナ」はその、実は空っぽな頭を見抜くのです、サンデーさんのように^^

  ジェルジンスキーの悲劇、そしてソビエト・ロシアの民衆の悲劇は、なまじか彼に徹底した実行力があったことでしょうね。オネーギンみたいにインテリの空っぽさだけだったならば、どこか途中で自分から挫折してくれたでしょうに。……『オネーギン』については、ロシア文学史の中であらすじと後世の評価を読んだだけなのであれこれ言うこと自体が厚かましいのですが。そのへん、お許しください。


>:   リラさんの好きそうな言葉を最後に、その時代(19世紀)の職人、アーティスト達の風景^^;
「彼等にとって美とは、新しい生き方の事であり、人間の新しい意味であり思想であった」

  う〜ん。私は、この世にはたいして「新しい」ものなんかないんだろうと思っているのです。今私たちが美しいと思うものは、本質的には5000年前にもやっぱり美しいと思われていたのだろうな、という人間です。
  「美意識の変遷」というのももちろんあるんでしょうけど。……矛盾してるかなぁ。これは宿題にさせてください。

  ……結局あんまり簡潔にできませんでした。
  再度ごめんなさい。
  では。

P.S.
  少しづつで十分ですから、社会主義についてのご意見を聞かせてくださいね。
  それと『ヘロディア』、(5)で終了しました。
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