まいっちゃった>リラさん
投稿者: yotaro47j 投稿日時: 2004/06/05 07:27 投稿番号: [19007 / 44985]
おはようございます。
テーマがいっぱいなので、不精者の私としては今日は一つだけのテーマについてレスさせてもらいます。
ジェルジンスキーについてです。この人、私は初めて知りました。
以下は独断と偏見ですので、よろしく。
19世紀以降、近代は産業の急激な発展と技術の進歩とともに、富の分配をめぐって様々な悲劇を生みました。この過程のなかで、人間がただのモノ「人的資源」とみなされた時期もありました。この傾向は現代でも残っていると思う。金正日なんかそう思っているでしょうね。
第一次、第二次の大戦は大量殺戮、まさに「人的資源」とみなされた人間達が、国の産業のため(国益)のために殺されました。19世紀以降の世界的な富の増大、この富の配分の問題はこれからも続いていくと思われます。ジイドは第一次大戦の後にこう言ってます、
「今度の大戦は内的な思想的な根拠を欠いている、外的な経済的なものにその一番大事な根拠を持っている。そういう性質を忘れては駄目だ」(ソヴィエト旅行記)
この富の配分をめぐる問題が共産主義も生んでいきます。いうまでもなく、資本主義も富の配分のための一つの方法なわけです。大量生産、大量消費のシステムは、当然、人間の考え方も変えていきます。
そういう中から、設計図にえがかれたような、客観的な無機的な人間が登場する。そんな人間はどこにもいないのですが、そういうような話し方をする人間が生まれてくる。政治的イデオロギーを掲げる人間群です。
>彼(ジェルジンスキー)は、ただ彼らを憐れんだだけで、彼らを愛することがなかったが故に、人民を押しつぶしてしまったのだ。彼は、その死にいたるまでそうであったが、残酷な憐れみに充ちた男であった。
>この章を読んだ昨日一日、気が滅入り続けました。ここにもまた、自分が描く理想や正義の故に堕落していく人間がいるという思いで。
えー、プーシキンの「オネーギン」を思い出しました。オネーギンは、サンデーさんのような美少女「タチヤナ」を弄ぶインテリの都会的「下司野郎」です。オツムを知的憂愁で満たした客観人間。
聡明であり、誠実、その上に「世界苦の受難者」オネーギンに「タチヤナ」は惚れる。
しかし「タチヤナ」はその、実は空っぽな頭を見抜くのです、サンデーさんのように^^
以上、ジェルジンスキーの感想でした。
PS: リラさんの好きそうな言葉を最後に、その時代(19世紀)の職人、アーティスト達の風景^^;
「彼等にとって美とは、新しい生き方の事であり、人間の新しい意味であり思想であった」
テーマがいっぱいなので、不精者の私としては今日は一つだけのテーマについてレスさせてもらいます。
ジェルジンスキーについてです。この人、私は初めて知りました。
以下は独断と偏見ですので、よろしく。
19世紀以降、近代は産業の急激な発展と技術の進歩とともに、富の分配をめぐって様々な悲劇を生みました。この過程のなかで、人間がただのモノ「人的資源」とみなされた時期もありました。この傾向は現代でも残っていると思う。金正日なんかそう思っているでしょうね。
第一次、第二次の大戦は大量殺戮、まさに「人的資源」とみなされた人間達が、国の産業のため(国益)のために殺されました。19世紀以降の世界的な富の増大、この富の配分の問題はこれからも続いていくと思われます。ジイドは第一次大戦の後にこう言ってます、
「今度の大戦は内的な思想的な根拠を欠いている、外的な経済的なものにその一番大事な根拠を持っている。そういう性質を忘れては駄目だ」(ソヴィエト旅行記)
この富の配分をめぐる問題が共産主義も生んでいきます。いうまでもなく、資本主義も富の配分のための一つの方法なわけです。大量生産、大量消費のシステムは、当然、人間の考え方も変えていきます。
そういう中から、設計図にえがかれたような、客観的な無機的な人間が登場する。そんな人間はどこにもいないのですが、そういうような話し方をする人間が生まれてくる。政治的イデオロギーを掲げる人間群です。
>彼(ジェルジンスキー)は、ただ彼らを憐れんだだけで、彼らを愛することがなかったが故に、人民を押しつぶしてしまったのだ。彼は、その死にいたるまでそうであったが、残酷な憐れみに充ちた男であった。
>この章を読んだ昨日一日、気が滅入り続けました。ここにもまた、自分が描く理想や正義の故に堕落していく人間がいるという思いで。
えー、プーシキンの「オネーギン」を思い出しました。オネーギンは、サンデーさんのような美少女「タチヤナ」を弄ぶインテリの都会的「下司野郎」です。オツムを知的憂愁で満たした客観人間。
聡明であり、誠実、その上に「世界苦の受難者」オネーギンに「タチヤナ」は惚れる。
しかし「タチヤナ」はその、実は空っぽな頭を見抜くのです、サンデーさんのように^^
以上、ジェルジンスキーの感想でした。
PS: リラさんの好きそうな言葉を最後に、その時代(19世紀)の職人、アーティスト達の風景^^;
「彼等にとって美とは、新しい生き方の事であり、人間の新しい意味であり思想であった」
これは メッセージ 18978 (lilasnosakukoro さん)への返信です.
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