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ヨタロウさん(社会主義について2・長文)

投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2004/06/04 11:12 投稿番号: [18980 / 44985]
  引用した部分は、組織防衛それ自体を目的化したという意味でヨタロウさんが感じておられる通りのレーニンの姿と、しかしそもそも組織を守りたいのはなぜかという点で言えば、それが彼の頭の中にある社会主義という独善に根ざしているというありさまを浮かび上がらせてくれるように感じます。

  私は先のレスで、「革新を謳い上げることが売りものの思想は堕天使ルシファーの教義に冒されているのでは?」と書きましたね。それを裏付けてくれる記述もこの後半に出てきます。ジェルジンスキーについてです。

>   後になって一九〇一年に、ポーランドのセジェレツ監獄からの手紙で、ジェルジンスキーは「僕は、中途半端に憎んだり愛したりはできない。僕は自分の全存在を投げ出さねばならない、そうでなければ一切は無なのだ」。こうした言葉もまた、この人間の激情的な心を明らかにしている、とすれば、我々が彼の手紙を読む時、いかなる動機がこの社会主義者を導いたのか、と問うのは当然である。その獄中日記の一九〇八年五月一〇日付の書き込みで同じ監獄にとらわれている一八歳の女工の悲劇的な運命について記した際、彼はこの疑問への明確な解答を与えていた――

>   「恐るべき生活だ!   しかも、子供の時からそうした哀れな生存を宿命づけられている人びとが、どれほど多くいることか?   生きることの本当の幸福と真の歓びとを、たとえ夢の中においてさえも、決して見てはならぬと宣告された人びとが、どれほど多くいることか!   にもかかわらず人間は、幸福を感じとり、受けとる資格を持っている。ほんの一握りの人間が、何百万という人びとに対して、これを拒否してきたのである。もし人類が社会主義の星に照し出されないとすれば、私にとって人生は生きるに値しないだろう、何故ならば、この《私》は、社会主義が現実の世界と人類とを包摂しない限り、生きていけないからである。個としての《私》は、そうした存在なのだ」。

>   これより数日前、四月三〇日に、彼はこの日記にはるかに重要な書き込みを行なっていた――「少数ではあってもイデオロギー的に強力な一握りの人間が、自己の周囲に大衆を結集し、彼らに欠けているものを与え、彼らに新たな希望を告げるであろう……無辜(むこ)の人びとの血潮は無駄に流されてはならないし、大衆の飢えと苦しみ、子供たちの泣き声、母親たちの絶望は、虚しくされてはならないのだ」。

>   これらの文章には、大衆に対する深い同情心、彼らの無力や弱さに対する蔑視、と共に、大衆を助け、彼らの苦難の復讐を行ないたいという熱烈な欲望――こうしたすべてが含まれている。ジェルジンスキーは、大衆の復讐者となっていくであろう。だが、彼は大衆が自身の運命について決定を下すのを認めるのだろうか?   二度にわたって彼は《一握りの人びと》――   一方は全世界の富を略奪しており、もう一方は「自己の周囲に大衆を結集している」――について言及している。歴史的闘争は、この強力な集団の間でたたかわれるのに反して、人民大衆はこの闘争の対象物にすぎないのである。

  ジェルジンスキーはこのような精神のもとに、このサイトによれば、「1918年から4年間で、12733人を処刑した」のです。
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