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横レス:リラ殿>忠実な仏人

投稿者: kokusaikouhou666 投稿日時: 2004/04/23 15:42 投稿番号: [16995 / 44985]
>私は、「世界市民」と自称する連中を軽蔑していますが、その自分の感情が立派なものかどうかの「確信」が持てないのです。

確信が持てないとのことですが、確信を持って良いのでは、と思います(^^;

ご提示戴いたケースでは、私は「原則」としてフランス女性の行為は誤りであると考えます。

敵軍の捕虜を発見した場合には、当局に引渡すのは当然の義務です。この義務を怠った以上(「リンチ」という処罰は許されないが)、処罰は当然です。

戦時においても、交戦国は降伏或いは負傷して抵抗不能となった敵兵(捕虜となるにあたっての条件はあるものの)を虐待することは許されず、これを保護する戦時国際法上の義務を負います。

従ってかのフランス人女性が、負傷したドイツ兵を個人で匿う道義的・倫理的或いは宗教的義務はなく、当局に引渡すという法的義務の不履行を正当化する事由は原則として存在しない、と言い得ると考えます。

ただ私が先に「原則として」と条件を附した理由(言い換えれば「例外」として許される場合)も、上記の前提から導かれるものです。

簡単に言えば、かのフランス人女性の違法行為が例外的に正当とされるのは、当該の「村」の当局が戦時国際法を遵守しないことが予想される場合、つまり当局に負傷したドイツ兵を引渡すことにより、そのドイツ兵が「リンチ」により処刑されることが予想できる場合です。

この場合、村(共同体、といってもいいかもしれません)自体が単に法を無視しているだけではなく、道義的、倫理的或いは宗教的に許されない行為を行なおうとしているのですから、当局に負傷したドイツ兵を引渡さない行為は寧ろ適法であるとさえ言えるかも知れません。

ご提示のケースでは、フランス人女性だけではなくドイツ兵も殺害されていますから、このような違法且つ非道義的な結果を避けるために(若し自覚していれば、ですが)匿ったのであれば、法的にも道義的にもこの女性の行為は正しかったと評価できるのだと思います。

ただ、少し例を変えて女性は処刑されたが、負傷したドイツ兵は戦時国際法に従い捕虜として正当な扱いを受けたとすれば、どうお考えになりますか?

或いは、負傷したドイツ兵が回復して首尾よく自軍の元に返り、そのフランスの村に攻め込んで無差別な虐殺に手を染め、自分を助けた女性だけは助けたとしたら、どうお考えになりますか?


私は、法と道義乃至倫理が矛盾するケースは寧ろ稀であると思っています。

少し専門的になり過ぎるかもしれませんが、形式的に法律に反するとされても、実質的に違法性が無い、或いは違法ではあるがそのような違法行為を行ったことについて責任が無い(非難可能性がない、といういい方をすることもあります)とされる場合を、法律そのものが認めているからです(刑法でいえば、前者の例が正当防衛、後者の例が誤想防衛です)。

私が世界市民とやらを信用しないのは、本来このような極めて稀な事態であるはずの法と倫理・道義の相克を拡大解釈し、或いは自分勝手な「倫理・道義」を振りかざして、法に従わないことを正当化する傾向が非常に強い、ということにも理由があります(例の「緑豆」連中がその典型です)。
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