見解の違いにいささかびっくりしました
投稿者: utsukusiikuninihonn 投稿日時: 2004/11/23 06:23 投稿番号: [4735 / 85019]
まったく同じもの、寸分違わないものを観ても、やはり、こうまで感想、感じ方が違う事もあるのか、といささか感慨がありました。
何事でも、同じものを観ても、感じるところ、考えるところは人それぞれ違うもので、それを簡単に知ることができる。参加されている方々にとって、そこがこういう掲示板の一番良いところなのかも知れませんね。
違い方が大きいと、議論がむつかしくなりますし、並行線を描くことになります。しかし、お互いがよく考えて、持論私論をそれぞれ根気よく披露していけば、自ずと色々と分かるものなのでしょう。
個々のことで議論しても元の考え方があまりにも違うと、意味がないのかも知れません。それぞれに持論を追々述べていった方が良いこともあると思います。
韓国映画「ブラザーフッド」は、私は暑い最中、封切り時、試写会で観賞しました。
一言で申しますと、今まで観た戦争関連の映画(好んでみます。その戦争が実際どうだったのかを考える良き一助です)の中では1930年に製作され、その後同じ米国でリメイクもされた「西部戦線異状なし」に次ぐと思いました(リメイクも大変良かった)。
韓国映画は、戦争関連のもものはどうも大げさだったり、韓国側をよく描きすぎるので、食傷気味だったのですが、このブラザーフッドは私にとっては面目一新、よくぞ作った、と絶賛したいほどに感じました。
久々に足を運んだ韓国映画で、前評判は「ちょっと荒唐無稽」ということを聴いていたので、あまり期待していなかったのですが、これがなんとも感動する映画でした。
カン・ジェギュ監督が脚本、製作をかねて作ったとパンフレットにはありますが、歴史的な実情の描き方、戦争のそれぞれの局面での出来事、韓国軍の状況などもほぼ史実に沿っていて、関心しました。
同じものを観ても違う、という点でも面白いでしょうから、ちょっと、nagoyan 2shikiさんの書き方に沿って、感想を述べます。
1. 開戦が庶民にとって、あまりにも唐突で、しかも、韓国側は文字通り不意打ちの上に(米軍で一部気付いていたものもあるが、韓国参謀本部が黙殺)壊乱して敗北していく様子などが、一般庶民の視点でリアルに伝えられています。
テグ近辺で軍の再編を行うが、日本の陸士卒、日本軍帰還兵などを大量に粛清してしまった韓国軍はまったくの未経験者で上下構成されていて、当初、烏合の衆として簡単に殺され続けていくだけだった様子をよく描いている。
釜山攻防戦でようやく陸士出身で交代したばかりの参謀総長のもと、陸士出の将校らとともに反撃に転じていく(陸士出身とかそんなことは解説されないが、構図として)、また、兵士達もようやく戦って反撃しない限り犬死にしていくだけだと気付いて攻撃に転じるところなども忠実に描いていると思いました。
また、最初に出てくる当時のソウルのシーンの数々、或いは貧しい家庭の家並み、暮らしなどもなんだか涙がこぼれました。(私はまだポニーさえ走っていない頃のソウルあたりからしか知りませんが、それでも本当に懐かしい気持ちに襲われました)
2. 韓国側での保衛隊の虐殺、保衛隊の実態、共産軍捕虜などの虐待行為(遊び半分に殺すなど)や虐殺、韓国軍兵士も共産軍兵士も段々戦場狂気に染まり、同族殺戮に凄まじさが加わっていくあたりも容赦なく描くなど、大した監督だと思いました。
さらに、韓国軍が平壌進撃する際も、歩兵支援戦車が大口径の榴弾砲で榴弾をうちまくり、市民側の死傷者が増えた一因となったのですが、その流弾砲をつけた戦車の実物で再現していて、こういったところの考証も正しく、感心しました。
平壌で市民多数の死体や、戦場シーンでも自動銃の戦闘ですから、多数の戦死者が続々と出ること、保衛隊殺害の仕方、穴に積み重なる死体、捕虜や脱走兵を焼殺するシーンなど、朝鮮動乱で見られたことをよくもきちんと撮ったものです。
戦争映画は戦争をきちんと描くべきだと思うのですが、最近の米映画、プライベートライアン、シンレッドライン、コードトーカーなどよりずっとリアルで胸を打ちます。
何事でも、同じものを観ても、感じるところ、考えるところは人それぞれ違うもので、それを簡単に知ることができる。参加されている方々にとって、そこがこういう掲示板の一番良いところなのかも知れませんね。
違い方が大きいと、議論がむつかしくなりますし、並行線を描くことになります。しかし、お互いがよく考えて、持論私論をそれぞれ根気よく披露していけば、自ずと色々と分かるものなのでしょう。
個々のことで議論しても元の考え方があまりにも違うと、意味がないのかも知れません。それぞれに持論を追々述べていった方が良いこともあると思います。
韓国映画「ブラザーフッド」は、私は暑い最中、封切り時、試写会で観賞しました。
一言で申しますと、今まで観た戦争関連の映画(好んでみます。その戦争が実際どうだったのかを考える良き一助です)の中では1930年に製作され、その後同じ米国でリメイクもされた「西部戦線異状なし」に次ぐと思いました(リメイクも大変良かった)。
韓国映画は、戦争関連のもものはどうも大げさだったり、韓国側をよく描きすぎるので、食傷気味だったのですが、このブラザーフッドは私にとっては面目一新、よくぞ作った、と絶賛したいほどに感じました。
久々に足を運んだ韓国映画で、前評判は「ちょっと荒唐無稽」ということを聴いていたので、あまり期待していなかったのですが、これがなんとも感動する映画でした。
カン・ジェギュ監督が脚本、製作をかねて作ったとパンフレットにはありますが、歴史的な実情の描き方、戦争のそれぞれの局面での出来事、韓国軍の状況などもほぼ史実に沿っていて、関心しました。
同じものを観ても違う、という点でも面白いでしょうから、ちょっと、nagoyan 2shikiさんの書き方に沿って、感想を述べます。
1. 開戦が庶民にとって、あまりにも唐突で、しかも、韓国側は文字通り不意打ちの上に(米軍で一部気付いていたものもあるが、韓国参謀本部が黙殺)壊乱して敗北していく様子などが、一般庶民の視点でリアルに伝えられています。
テグ近辺で軍の再編を行うが、日本の陸士卒、日本軍帰還兵などを大量に粛清してしまった韓国軍はまったくの未経験者で上下構成されていて、当初、烏合の衆として簡単に殺され続けていくだけだった様子をよく描いている。
釜山攻防戦でようやく陸士出身で交代したばかりの参謀総長のもと、陸士出の将校らとともに反撃に転じていく(陸士出身とかそんなことは解説されないが、構図として)、また、兵士達もようやく戦って反撃しない限り犬死にしていくだけだと気付いて攻撃に転じるところなども忠実に描いていると思いました。
また、最初に出てくる当時のソウルのシーンの数々、或いは貧しい家庭の家並み、暮らしなどもなんだか涙がこぼれました。(私はまだポニーさえ走っていない頃のソウルあたりからしか知りませんが、それでも本当に懐かしい気持ちに襲われました)
2. 韓国側での保衛隊の虐殺、保衛隊の実態、共産軍捕虜などの虐待行為(遊び半分に殺すなど)や虐殺、韓国軍兵士も共産軍兵士も段々戦場狂気に染まり、同族殺戮に凄まじさが加わっていくあたりも容赦なく描くなど、大した監督だと思いました。
さらに、韓国軍が平壌進撃する際も、歩兵支援戦車が大口径の榴弾砲で榴弾をうちまくり、市民側の死傷者が増えた一因となったのですが、その流弾砲をつけた戦車の実物で再現していて、こういったところの考証も正しく、感心しました。
平壌で市民多数の死体や、戦場シーンでも自動銃の戦闘ですから、多数の戦死者が続々と出ること、保衛隊殺害の仕方、穴に積み重なる死体、捕虜や脱走兵を焼殺するシーンなど、朝鮮動乱で見られたことをよくもきちんと撮ったものです。
戦争映画は戦争をきちんと描くべきだと思うのですが、最近の米映画、プライベートライアン、シンレッドライン、コードトーカーなどよりずっとリアルで胸を打ちます。
これは メッセージ 4656 (nagoyan_2shiki さん)への返信です.
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