(10)住民虐殺・虐待-2
投稿者: foryoufor 投稿日時: 2004/10/31 00:32 投稿番号: [3784 / 85019]
ビルマでは、これまでわかっているかぎりで最大規模の虐殺は1945年7月のカラゴン事件である。パラシュート降下したイギリス軍の工作員とゲリラを支援していたカラゴン村を日本軍が襲い、女性子どもも含めて、10人くらいずつ井戸の側に連行し刺殺してから井戸に投げ込み、合わせて600人以上を虐殺した。現場で指揮した大隊長は、戦後、英軍による戦争裁判にかけられ死刑になるが、裁判のなかで子どもまで殺したことを追及されると、もし子どもを助けても孤児になり生きていけないので殺したと弁明している(英国国立公文書館所蔵英軍戦争裁判記録)。
ビルマではインドからイギリス軍の反攻が行われ、それに呼応してビルマ国軍も日本軍を攻撃した。また各地の抗日ゲリラも協力して日本軍をビルマから追い出そうとした。そうしたなかで日本軍は住民全体を敵視し、虐殺したのである。
侵略軍であった日本軍は住民から信頼されていなかったし、また日本軍も住民をいつ連合軍に寝返るかもしれない存在として、あるいは密かに抗日ゲリラに通じている者と疑っていた。そうした時には住民全体が「抗日分子」に見えてくる。これは中国での日本軍もそうだった。日本軍の一連の住民虐殺は、戦争だからという一般論によって説明できるものではなく、侵略戦争のなかでおこなわれた残虐行為であった。
ところで、こうした日本軍の残虐行為はアジア民衆に対してだけでなく、日本人に対しても向けられた。その最初はサイパン戦だった。
サイパンには約2万人の日本の民間人が残っていたが、その半数が1944年6月から7月のサイパン戦で犠牲になった。サイパンに住んでいた日本人の約6割は沖縄県出身者であった。この戦闘のなかで、逃げ込んだ洞窟のなかで泣きやまない赤ん坊を殺害したり、親子ごと洞窟から追い出したり、米軍に投降しようとした民間人を射殺するなど日本軍による残虐行為が頻発した。また民間人の投降を許さず「自決」を強要するなど、後の沖縄戦で見られる状況がほぼすべてこのサイパン戦で現れていた。
さらに1944年10月から米軍の反攻が始まったフィリピンでは、ここにも多くの日本人移民がおり、太平洋戦争開戦前にはその約7割が沖縄県出身者であった。ミンダナオ島では米軍の上陸により山中に追いやられた日本兵による日本人からの食糧強奪や殺害がおきたし、パナイ島では日本軍とともに逃避行を図ったが、付いていけない民間人たちは「自決」を強要され、残された傷病兵の手によって手榴弾や銃剣によって殺された。
こうした状況がさらに大規模に生まれたのが沖縄戦であった。
ビルマではインドからイギリス軍の反攻が行われ、それに呼応してビルマ国軍も日本軍を攻撃した。また各地の抗日ゲリラも協力して日本軍をビルマから追い出そうとした。そうしたなかで日本軍は住民全体を敵視し、虐殺したのである。
侵略軍であった日本軍は住民から信頼されていなかったし、また日本軍も住民をいつ連合軍に寝返るかもしれない存在として、あるいは密かに抗日ゲリラに通じている者と疑っていた。そうした時には住民全体が「抗日分子」に見えてくる。これは中国での日本軍もそうだった。日本軍の一連の住民虐殺は、戦争だからという一般論によって説明できるものではなく、侵略戦争のなかでおこなわれた残虐行為であった。
ところで、こうした日本軍の残虐行為はアジア民衆に対してだけでなく、日本人に対しても向けられた。その最初はサイパン戦だった。
サイパンには約2万人の日本の民間人が残っていたが、その半数が1944年6月から7月のサイパン戦で犠牲になった。サイパンに住んでいた日本人の約6割は沖縄県出身者であった。この戦闘のなかで、逃げ込んだ洞窟のなかで泣きやまない赤ん坊を殺害したり、親子ごと洞窟から追い出したり、米軍に投降しようとした民間人を射殺するなど日本軍による残虐行為が頻発した。また民間人の投降を許さず「自決」を強要するなど、後の沖縄戦で見られる状況がほぼすべてこのサイパン戦で現れていた。
さらに1944年10月から米軍の反攻が始まったフィリピンでは、ここにも多くの日本人移民がおり、太平洋戦争開戦前にはその約7割が沖縄県出身者であった。ミンダナオ島では米軍の上陸により山中に追いやられた日本兵による日本人からの食糧強奪や殺害がおきたし、パナイ島では日本軍とともに逃避行を図ったが、付いていけない民間人たちは「自決」を強要され、残された傷病兵の手によって手榴弾や銃剣によって殺された。
こうした状況がさらに大規模に生まれたのが沖縄戦であった。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019565/4z9q_1/3784.html