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天皇機関説と靖国神社参拝について

投稿者: fujiusb2005 投稿日時: 2005/07/03 01:27 投稿番号: [13985 / 85019]
>貴君等は、天皇陛下を「裕仁天皇」「明仁天皇」という個体として認識し、個人の行動を考察しています。

一言もそのようなことは言っていません。

  美濃部達吉等が唱えた天皇機関説は、企業に勤める人間にとって、自明のこと。きわめて不敬な発言であるが、要はいわば天皇は日本株式会社の雇われ社長に相当するものであり、天皇は「企業の最高責任者」と言う役割を果たす、一つの機関にすぎない。天皇「個人」が尊いのではなく、天皇と言う「座」が尊いのである。

  企業人の私にとって、天皇機関説は疑問の余地がないほど、当たり前のことです   (多分政治家にとっても当たり前。サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙に落ちれば只の人。もっとも隣国では選挙に落ちた只の人間が、政府の要職に付くのだから、隣国は日本の明治時代以前のレベル)。

  しかしなぜか昭和初期から大東亜戦争に突入するするまで、軍部、右翼によって天皇個人の主権説が主流を占めるにいたったのか?   天皇は現人神である必要があったのか?(なぜ必要であったかは、ここでは言及を避ける)。

ただ、ほんとに軍部が「神」として扱ったかどうかは疑問。   「御前会議」がその典型で、ほんとの意思決定は御前会議のメンバが行ない、天皇はその上申を受諾するしか、差し戻すかしか選択肢はなかったわけだから。体のいい責任逃れの受け皿が天皇陛下ではおわせられなかったのか?

  これは今の企業でも同じ。実質的な意思決定は、部長や役員クラスが行い、社長は形式的に印鑑を押すだけ。しかし一旦不祥事があると、真っ先に責任が問われる。

>「天皇陛下」をひとつのシステム(天皇制という機関)として認識しているのです。

  ですので、↑の意見には同意です。

  しかし天皇は単なる日本株式会社の社長以上の機関であることは間違いない。   雇われ社長であれば、業績が思わしくなれば首をすげ替えることができるが、天皇はそうは行かない。創業社長の末裔が営々と世襲してきた座であり、1億社員が心の拠りどころにしている座なわけである。

  ただ今は名誉会長と言う実権のない象徴の座(そういえば、一時期、日本型企業経営の典型としてシンボリックマネージャが持て囃されたが、同じような概念)に納まり、実権は議会制民主主義システムに任せた。

  私が天皇陛下の靖国参拝を持ち出したのは、いかに天皇が形式的な存在であろうと、最終的な命令は天皇の名で出された。

  ○一証券が倒産したとき、社長が「社員には責任はありません。すべて私の責任です」と叫んだが、その姿こそ、最高責任者の取るべき姿であると私は信じているわけです。いかに法的な責任がなくても(この点、隣国はどうか。38度線の陸軍兵士の乱射事件でも、整形大統領は国防大臣を留任させた。「さすが、非常識の国だわい」と思わざるを得ない)。

  政治的な意図を抜きにして、象徴としての天皇陛下がご参拝され、それが日本独自の「過去の戦争に対する反省と英霊の鎮魂であるとの姿勢であること」を示せば、隣国の「政治的な思惑に基づく意図的な誤解と非難」の根拠がなくなるのではと思っている。

  今回のサイパンの天皇陛下の慰霊は、もちろんそんなご配慮があったと私は信じている。

ただ、このような願望を表明することで、少なくとも日本人は、誰がどのような形であれ、靖国神社を参拝することに対して隣国がイチャモンをつけることは断じて許さない気持ちを秘めていることが分かればいいだけのことだと思っている。

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