想定問答:オーストラリアの干ばつ
投稿者: takkejan 投稿日時: 2011/12/21 10:10 投稿番号: [53586 / 55267]
想定問答:
Q)エルニーニョでオーストラリアで干ばつが発生したのであれば、
温暖化したら同じく干ばつが発生しやすくなるという理屈ではないか?
A)エルニーニョと温暖化とでは、植物に与える影響が異なる。
エルニーニョは極めて短い時間に発生するのと比較して
温暖化の場合には高い平均気温が毎年安定して発生する。
このためその気温に適した植物であって、他に障害がなければ
ちゃんと成育し、土地の保水力を維持することで、森が形成され、
降水量の低下を抑えられる。
また農地であれば、その年の最高気温は前年と同じことを前提に
種まきするから、その年だけ最高気温が高くなると作物が全滅したり
する。小麦みたいに実にでんぷんをつける植物は、高温になると
結実が悪くなるので、気温が想定通りでないと全滅しやすい。
最初から気温が高くなることがわかっていれば、例えば小麦の代わりに
キャッサバを植えるなどして対策することで、干ばつ被害を回避する
ことが出来る。将来、エルニーニョを予想できるようになったらそういう
対策も行われるようになるだろう。
またオーストラリアの場合にはそもそも森林破壊が継続的に行なわれて
きていて、温暖化しなくても干ばつが発生しやすい状況になっている。
下記の記事においても、海水面温度の低下が乾燥化や強い干ばつを
まねき、海水面温度が高いと、そこを通過する風が湿った空気を
運び、降水量が増加するということが読み取れる。
従ってこのページからも、気温が高くなったら干ばつが発生
しやすくなるという話は、かなりあやしいということがわかる。
> > http://akkym.net/research/2011/02/enso.html
> > エルニーニョ・南方振動
> > akkym (2011年2月19日 06:36)
> > エルニーニョ・南方振動(El Nino-Southern Oscillation、ENSO)とは、赤道
太平洋の海面温度と大気とが連動して変動する、ある程度の周期性をもったテレ
コネクション(遠隔相関)の1種です。太平洋赤道域東部の海水温が上昇すると
エルニーニョ現象で、その反対で太平洋赤道域東部の海水温が低下するとラニー
ニャ現象とされています。
> >
> > さて、このエルニーニョとラニーニャですが、多くの地域の気候に影響しま
す。たとえば、エルニーニョになると、貿易風に変化が生じます。通常、貿易風
により、赤道上で暖められた海水が太平洋西部のインドネシアやオーストラリア
に流されています。しかし、エルニーニョが発生すると貿易風が弱まり、通常風
(西風)によって運ばれる暖かい海流が太平洋東部(アメリカ大陸方面)に流れ
込みます。その時、太平洋西部の海面温度は逆に下がり、乾燥化や強い干ばつが
起こり、山火事につながります。
> >
> > 強いエルニーニョの場合、暖流は太平洋東部地域全体に広がっていき、時に
は、ワシントン州やバンクーバー島沿岸部にまで達するほどに広がります。この
時、海面温度は、通常より2−3度上昇することもあります。これにより、気圧
やジェット気流に変化が生じます。エルニーニョ時には、ジェット気流の流れが
南に下がります。ジェット気流が通るカリフォルニアや南部ロッキー地域では降
水量が増え、逆に熱帯の湿った空気が上がってこない北米北西部沿岸地域や北部
ロッキー地域では乾燥化が起こり、降水量が下がります(NOAAによる下図を参照)。
> >
Q)エルニーニョでオーストラリアで干ばつが発生したのであれば、
温暖化したら同じく干ばつが発生しやすくなるという理屈ではないか?
A)エルニーニョと温暖化とでは、植物に与える影響が異なる。
エルニーニョは極めて短い時間に発生するのと比較して
温暖化の場合には高い平均気温が毎年安定して発生する。
このためその気温に適した植物であって、他に障害がなければ
ちゃんと成育し、土地の保水力を維持することで、森が形成され、
降水量の低下を抑えられる。
また農地であれば、その年の最高気温は前年と同じことを前提に
種まきするから、その年だけ最高気温が高くなると作物が全滅したり
する。小麦みたいに実にでんぷんをつける植物は、高温になると
結実が悪くなるので、気温が想定通りでないと全滅しやすい。
最初から気温が高くなることがわかっていれば、例えば小麦の代わりに
キャッサバを植えるなどして対策することで、干ばつ被害を回避する
ことが出来る。将来、エルニーニョを予想できるようになったらそういう
対策も行われるようになるだろう。
またオーストラリアの場合にはそもそも森林破壊が継続的に行なわれて
きていて、温暖化しなくても干ばつが発生しやすい状況になっている。
下記の記事においても、海水面温度の低下が乾燥化や強い干ばつを
まねき、海水面温度が高いと、そこを通過する風が湿った空気を
運び、降水量が増加するということが読み取れる。
従ってこのページからも、気温が高くなったら干ばつが発生
しやすくなるという話は、かなりあやしいということがわかる。
> > http://akkym.net/research/2011/02/enso.html
> > エルニーニョ・南方振動
> > akkym (2011年2月19日 06:36)
> > エルニーニョ・南方振動(El Nino-Southern Oscillation、ENSO)とは、赤道
太平洋の海面温度と大気とが連動して変動する、ある程度の周期性をもったテレ
コネクション(遠隔相関)の1種です。太平洋赤道域東部の海水温が上昇すると
エルニーニョ現象で、その反対で太平洋赤道域東部の海水温が低下するとラニー
ニャ現象とされています。
> >
> > さて、このエルニーニョとラニーニャですが、多くの地域の気候に影響しま
す。たとえば、エルニーニョになると、貿易風に変化が生じます。通常、貿易風
により、赤道上で暖められた海水が太平洋西部のインドネシアやオーストラリア
に流されています。しかし、エルニーニョが発生すると貿易風が弱まり、通常風
(西風)によって運ばれる暖かい海流が太平洋東部(アメリカ大陸方面)に流れ
込みます。その時、太平洋西部の海面温度は逆に下がり、乾燥化や強い干ばつが
起こり、山火事につながります。
> >
> > 強いエルニーニョの場合、暖流は太平洋東部地域全体に広がっていき、時に
は、ワシントン州やバンクーバー島沿岸部にまで達するほどに広がります。この
時、海面温度は、通常より2−3度上昇することもあります。これにより、気圧
やジェット気流に変化が生じます。エルニーニョ時には、ジェット気流の流れが
南に下がります。ジェット気流が通るカリフォルニアや南部ロッキー地域では降
水量が増え、逆に熱帯の湿った空気が上がってこない北米北西部沿岸地域や北部
ロッキー地域では乾燥化が起こり、降水量が下がります(NOAAによる下図を参照)。
> >
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