クライメートゲ−ト事件のその後(1)
投稿者: dvzt0aa 投稿日時: 2011/11/27 11:28 投稿番号: [53230 / 55267]
2009年、英国イースト・アングリア大学の気候研究ユニット(CRU)がハッキングされメールが流出した。
CRU所長のフィル・ジョーンズ教授が米国のマイケル・マン教授に送ったメールに「トリックを使う」という言葉があった。
ジョーンズは「地球の過去の気温を復元する研究」の第一人者であり、IPCC報告書の主執筆者の一人だった。
マンは古気候の専門家でホッケースティック曲線の作成者として知られる。
温暖化懐疑派は、この言葉を根拠に「地球温暖化はトリックを使った捏造だった。温暖化の事実はない。」と主張し、ウォーターゲート事件になぞらえ「クライメートゲート事件」が発覚したと騒ぎたてた。
彼らは大学に対しジョーンズの免職を要求すると共に、IPCC報告書内容は捏造だった、と大々的な宣伝活動を開始した。
大衆マスコミはこれを興味本位に取り上げ報道した。
抗議が殺到すると大学は、彼を所長からはずし複数の外部の委員会に真相の調査を依頼すると発表した。
外部専門家の調査結果は「ジョーンズらの研究にはデータ操作、隠蔽や科学的な誤りはなかった。地球が温暖化しているのは事実である」だった。
アメリカ気象学会、アメリカ地球物理学連合など関連学会は同様な見解を発表した。
またNature誌、Science誌など、科学分野で権威のある学術誌は、ジヨーンズ等の論文には不正は発見されず、論文を取り消す理由はない、と発表した。
これらの報告を受けジョーンズはCRUの所長に復帰した。
しかし、懐疑派は「調査結果は信用出来ない」として、今でもプロパガンダが続けられている。
この執拗なプロパガンダの背後にはエネルギー業界から資金提供を受けたいくつものシンクタンクが存在している。
この宣伝活動の影響で、米国では「地球温暖化は捏造」と信じる人は増え、共和党議員の多数派となった。
影響を受けた何人かの物理学者は「データを捏造して人々を欺いた破廉恥な気候学者達を糾弾しない学会は堕落している」と抗議して脱会した。
懐疑派は温暖化に対し次のように主張を繰り返した。
1. 世界には寒冷化した地域はいくらでもある、気候学者は温暖化に有利な地域だけを恣意的に選択している。
2. 気温上昇に対して都市化の影響を過小評価している。
3. 気温観測所の周囲環境の変化や劣化が考慮されていない。
カリフォルニア大学バークレイ校の物理学の教授Mullerも「地球が温暖化しているという科学的根拠はない」と確信した。
そして、気候学者やIPCC報告書に対し批判活動を行った。
彼は、独自に19世紀から現在までの地球の気温を求めるプロジェクト「BEST」を立ち上げた。
このプロジェクトには5名の物理学の教授(今年のノーベル賞受賞者も含まれる)と2名の統計学者が参加した。
気候学者の参加は温暖化懐疑論者1人だけだった。
これまでも地球温暖化の科学に対しては多くの批判が加えられた。
だがその殆どは、政治的意図や感情的な反発からで、科学的根拠が乏しかった。
彼は、科学の方法論を厳密に適用し、有能な人材と豊富な資金を準備し、気候学者に対し正面からの挑戦を試みた。
現代科学で可能な限りの正確な結果を得て、ジョーンズら気候学者やIPCCのウソや間違いを炙り出そうと考えた。
地球温暖化には懐疑的だが、科学的真実を知りたい、と真面目に考える人々はこのプロジェクトに熱い期待を寄せた。
プロジェクト推進に全米から62万ドルの寄付金が集まった。
Mullerらは世界の39000の気温観測所から16億個に達する膨大な過去の気温データを集めた。
これは気候学者がこの目的で使用した観測所数の5倍以上だ。
世界の観測所の設置場所は地域的な偏りがある。
データを如何に処理すれば、最も正確に平均気温が求められるか、物理学者や統計学者たちは議論し最適のアルゴリズムを探求した。
そして彼らは結果を得た、、、(つづく)
CRU所長のフィル・ジョーンズ教授が米国のマイケル・マン教授に送ったメールに「トリックを使う」という言葉があった。
ジョーンズは「地球の過去の気温を復元する研究」の第一人者であり、IPCC報告書の主執筆者の一人だった。
マンは古気候の専門家でホッケースティック曲線の作成者として知られる。
温暖化懐疑派は、この言葉を根拠に「地球温暖化はトリックを使った捏造だった。温暖化の事実はない。」と主張し、ウォーターゲート事件になぞらえ「クライメートゲート事件」が発覚したと騒ぎたてた。
彼らは大学に対しジョーンズの免職を要求すると共に、IPCC報告書内容は捏造だった、と大々的な宣伝活動を開始した。
大衆マスコミはこれを興味本位に取り上げ報道した。
抗議が殺到すると大学は、彼を所長からはずし複数の外部の委員会に真相の調査を依頼すると発表した。
外部専門家の調査結果は「ジョーンズらの研究にはデータ操作、隠蔽や科学的な誤りはなかった。地球が温暖化しているのは事実である」だった。
アメリカ気象学会、アメリカ地球物理学連合など関連学会は同様な見解を発表した。
またNature誌、Science誌など、科学分野で権威のある学術誌は、ジヨーンズ等の論文には不正は発見されず、論文を取り消す理由はない、と発表した。
これらの報告を受けジョーンズはCRUの所長に復帰した。
しかし、懐疑派は「調査結果は信用出来ない」として、今でもプロパガンダが続けられている。
この執拗なプロパガンダの背後にはエネルギー業界から資金提供を受けたいくつものシンクタンクが存在している。
この宣伝活動の影響で、米国では「地球温暖化は捏造」と信じる人は増え、共和党議員の多数派となった。
影響を受けた何人かの物理学者は「データを捏造して人々を欺いた破廉恥な気候学者達を糾弾しない学会は堕落している」と抗議して脱会した。
懐疑派は温暖化に対し次のように主張を繰り返した。
1. 世界には寒冷化した地域はいくらでもある、気候学者は温暖化に有利な地域だけを恣意的に選択している。
2. 気温上昇に対して都市化の影響を過小評価している。
3. 気温観測所の周囲環境の変化や劣化が考慮されていない。
カリフォルニア大学バークレイ校の物理学の教授Mullerも「地球が温暖化しているという科学的根拠はない」と確信した。
そして、気候学者やIPCC報告書に対し批判活動を行った。
彼は、独自に19世紀から現在までの地球の気温を求めるプロジェクト「BEST」を立ち上げた。
このプロジェクトには5名の物理学の教授(今年のノーベル賞受賞者も含まれる)と2名の統計学者が参加した。
気候学者の参加は温暖化懐疑論者1人だけだった。
これまでも地球温暖化の科学に対しては多くの批判が加えられた。
だがその殆どは、政治的意図や感情的な反発からで、科学的根拠が乏しかった。
彼は、科学の方法論を厳密に適用し、有能な人材と豊富な資金を準備し、気候学者に対し正面からの挑戦を試みた。
現代科学で可能な限りの正確な結果を得て、ジョーンズら気候学者やIPCCのウソや間違いを炙り出そうと考えた。
地球温暖化には懐疑的だが、科学的真実を知りたい、と真面目に考える人々はこのプロジェクトに熱い期待を寄せた。
プロジェクト推進に全米から62万ドルの寄付金が集まった。
Mullerらは世界の39000の気温観測所から16億個に達する膨大な過去の気温データを集めた。
これは気候学者がこの目的で使用した観測所数の5倍以上だ。
世界の観測所の設置場所は地域的な偏りがある。
データを如何に処理すれば、最も正確に平均気温が求められるか、物理学者や統計学者たちは議論し最適のアルゴリズムを探求した。
そして彼らは結果を得た、、、(つづく)
これは メッセージ 1 (peachball2007 さん)への返信です.
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