プロ市民世立ち上がれ−町長解職請求3
投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2003/03/15 05:02 投稿番号: [7625 / 28311]
「投票で示されたのは、校舎を補修して教室として使い続けたいという民意だった。校舎の建て替えをめぐる争いは、これで決着したと考えるべきだ」との表現は、朝日新聞が校舎建て替えに反対した「市民」の立場を代弁して結論を出してしまっています。しかし、朝日新聞自信も校舎を補修して教室として使えるという結論を出していません。「(古い校舎を使い続けるために乗り越えなければならない)問題は町と住民が知恵を出し合って、ひとつひとつ解決していかなければならない」という無責任な問題先送りで誰かが考えるという、人ごとで片づけているのです。つまり、問題は人ごとで先送り、しかし、すべて決着したと考えるべき、というのが朝日の主張となっています。ややこしい問題を放り投げて、わかりやすくかっこのいい結論を導き出してくれる、賢いつもりでも自分で考えているほどには賢くない読者にとって理解しやすいロジックです。
「首長が住民の声を聞いてくれない、と同じような悩みを持つ地域は少なくない。だからこそ、人口7千人余りの町の出来事がこれだけ全国から注目されたのだろう」。このように大新聞、朝日に書かれると権威の前に無意識に畏怖を感じる権威主義的で羊のようにおとなしい読者は、いまの首長に不満を感じ出し、朝日の社説に感情の抑揚をもって共感することができるでしょう。しかし、冷静にみて、今回の事件をこの社説を読む前に自分の首長と比べていた読者が何人いるでしょうが。全国から注目された理由はマスコミが全国に報道していたからであり、やくざまがいな強引な手法で建物を取り壊そうとした町長の異常性に驚きや怒りを視聴者が覚えたから注目されたのです。豊郷町長の悪いイメージを読者の首長への悪いイメージにかぶせようとするなかなか深淵な手法です。読者の頭には「首長は悪、市民は善」というわかりやすい構図ができあがり、政府や官僚性悪説的論調の強い朝日新聞への忠誠心が高まるというからくりです。
実際にどのような背景があったのかはわかりませんが、一般の目から見ても豊郷町長のやり方は強引であり、悪役的に見られることは仕方がないでしょう。それを客観的かつ表面的につまらなくまとめてしまう読売。善悪が明確になるよう脚色し、読みやすく楽しいストーリーをつくって付け加えてくれる朝日。あなたはどちらが好みですか?
これは メッセージ 7624 (rykutukgi さん)への返信です.
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