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プロ市民世立ち上がれ−町長解職請求1

投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2003/03/15 05:00 投稿番号: [7623 / 28311]
3月10日に行われた滋賀県豊郷町の町長解職請求による投票と解職決定の社説を読み比べてみました。

■読売(3月11日朝刊社説、全文)
●町長リコール   選挙へと持ち込まれた決着
「著名な米国人建築家が設計した歴史的建造物の小学校を建て替えるか。耐震補強して使い続けるか。
  滋賀県豊郷町の小学校校舎改築問題に端を発した町長解職請求(リコール)投票で、リコールが成立し、大野和三郎町長が失職した。
  最初から新築工事ありきで、校舎に愛着を持つ人々の声に耳を傾けなかったのが、この結果を生んだのではないか。
  大野氏は、来月末の出直し町長選への立候補を表明した。リコール告示前に、解体するとしていた現校舎を保存することに改めたが、新築する校舎で授業を行う方針は変えていない。
  現校舎での授業継続を求める解職派住民との決着は、選挙に持ち込まれる。リコールは、ほぼ町を二分した。感情的な対立に陥ることなく、現校舎をどう活用するかの結論を導きたい。
  町立豊郷小学校は地元実業家の寄付で一九三七年に建てられた。当時、「東洋一の教育の殿堂」と称され、県教委の近代建築物調査でも評価を受けている。設計を担当したウィリアム・ヴォーリズは東京の山の上ホテルや、大阪の大丸心斎橋店なども手がけた。
  前町長が新築を不可欠とした理由は耐震性だが、その進め方には、住民側から疑問が出された。
  昨年末、大津地裁は、住民の申請を認め、校舎解体の差し止めを命じた仮処分決定で、柱の太さを誤った算定のままにして耐震性を判断するなど、適切さを欠いていた、と指摘した。
  文化的な価値や保存改修の可否を検討していないことにも言及したが、前町長は翌日、業者に指示して解体作業を始め窓枠や教室の天井など一部を壊した。
  前町長は九九年末の就任以来、公共事業を伸ばすことに力を入れ、町の年間予算の半分を上回る校舎新築を決めた。
  町議会もその予算案を一日の審議で通した。多様な住民の意見を踏まえたチェック役を果たしたとは言い難い。
  小さな町の住民投票が投げかけた問題はほかにもある。全国の公立小、中学校の校舎の耐震性だ。文部科学省の調査では、半数近くが阪神大震災級には耐えることができない、という。
  建て替えか、改修かの選択は、正確な耐震調査をもとに、住民や保護者らと多角的に協議しなければならない。
  豊郷小の場合も、校舎を新築しないと安全を確保できないのか。第三者の専門家の手で耐震診断をやり直したうえでの冷静な判断が欠かせない。
  児童の学舎にかかわることである。混乱を長引かせてはならない。」

今回の社説も読売の特徴が如実に出ています。抑揚が無く、感情の起伏が起きない。事件の流れを、感情を入れず、客観的に要約し、誰が考えても当たり前の表面的な結論を説く。読売の社説はヒステリックになるか、立て板に水でつまらないかのどちらかであり、読者を巻き込む魅力に欠けているのは毎度のことです。
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