日中首脳会談、不審船引き揚げ容認?
投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2002/04/14 14:06 投稿番号: [3479 / 28311]
4月13日朝刊、不審船についての記事です。
・読売(14版、2面右上)
「不審船の引き上げ 中国首相が同意」
・朝日(14版、一面左中程)
「中国首相 経済協議を新設 不審船問題は進展せず」
朝日の見出しを読むと中共は不審船引き上げに引き続き反対、読売を読むと引き上げ容認になっています。この見出しの違いを生んだ小泉首相と朱鎔基首相の話し合いの内容は次の通りです。
・読売
小泉首相「冷静に慎重に手続きを進め、両国の満足の行く解決方法を探りたい。」
朱鎔基首相「冷静かつ慎重に処理することに賛成だ。必ず解決できると信じている。」
・朝日
小泉首相「李鵬全人代常務委員長が話し合いで双方満足のいく解決をしようと話されており、日本としては手順を踏んで解決したいので理解を求めたい。」
朱鎔基首相「必ず解決できると信じている。」
中国語の翻訳が異なるのはありそうな話ですが、小泉首相の発言内容が違っている点は興味深いです。小泉首相の発言が、読売では毅然とした、朝日では中共様にへりくだった印象を受けます。読売は11日夕刊に中共の不審船引き上げ容認への流れを記事にしています。
・読売(4月11日夕刊4版、1面左上大きく)
「首相 海南東の国際会議急きょ出席」
「不審船引き上げと『取引』説 中国側義理より『実利』」
「『島と船がバーター?』 十一日からの小泉首相訪中をめぐり、こんな説が日中関係筋でささやかれている。北朝鮮の工作船とされる不審船を五月以降に引き上げる日本政府の方針に、中国がこれまでの慎重姿勢を一転させ、理解を示したためだ。その裏に、中国・海南島で十日に開く国際会議を成功させたい中国の意向に沿い、日本が絶妙のタイミングで出席カードを切ったという事情もある。」
「(李鵬首相は)四日の小泉首相との会談では、『日中双方が満足する解決方法を見いだす』との意向を表明した。...日本側は『引き上げに反対しないという中国側の最終判断を伝えた』(外務省幹部)と受け止めた。」
「中国側はこれまで、『日本は中国の権益と懸念を尊重すべきだ』(唐家セン外相)と引き上げに慎重な姿勢を示していた。」
李鵬首相、朱鎔基首相の発言が以前から大幅に軟化しており、それを容認と外務省が判断。そして読売はその流れを記事にしています。対して朝日は字面通りの発言内容のみに基づき、過去の発言との相違を考慮しないで記事にした結果、「進展せず」という見出しになった訳です。読売は13日の社説でも改めて不審船引き上げを強く求めており、これで不審船引き上げを求めた社説は3回目だと記憶しています。
・読売(13日社説)
「日中首脳会談 北朝鮮への毅然たる姿勢の堅持を」
「規定の方針通り、作業を粛々と進めてゆくべきである。」
「そのためには(真相究明のためには)、船体を引き揚げ、徹底的に調べ上げることが不可欠である。」
「日本政府はこれを機に、不審船への対応能力を強化にも努めるべきだ。」
「政府は不審船対策をより実効あるものにするためにも、対応要領の策定や装備の充実などを急ぐべきである。」
「北朝鮮に関しては、日本人拉致問題という、国民にとってゆるがせにできない課題もある。小泉首相が朱首相との会談で、北朝鮮との国交正常化交渉に際し、棚上げにしない考えを強調したのは、当然だ。」
「衆参両院もそれぞれ拉致問題の早期解決を求める決議を採択した。結束して拉致問題に取り組む体制が整った。毅然(きぜん)とした姿勢を堅持することが肝心だ。」
北朝鮮にたいする強硬な言葉が並びます。北朝鮮と国際社会に引き入れるために、辛抱強く話し合いをする事ばかりを強調する朝日の社説とは明確に異なっています。ただし、朝日の十八番問題先送りの「話し合い」論調は不審船、拉致事件以降息を潜めています。朝日では不審船に関する社説は、自沈直後の一回のみで以降はありません。拉致事件も同様です。きっとあと半年ぐらいし、不審船やら智の話題が下火になった頃に、再び問題点無視の「話し合い」論調が復活することでしょう。
とりあえず、不審船について深い情報のほしい人は、不審船に関する社説を飽きもしないで何回も垂れ流す読売を読みましょう。不審船引き揚げについて少々のコンサバな情報がほしい読者は朝日を読みましょう。
・読売(14版、2面右上)
「不審船の引き上げ 中国首相が同意」
・朝日(14版、一面左中程)
「中国首相 経済協議を新設 不審船問題は進展せず」
朝日の見出しを読むと中共は不審船引き上げに引き続き反対、読売を読むと引き上げ容認になっています。この見出しの違いを生んだ小泉首相と朱鎔基首相の話し合いの内容は次の通りです。
・読売
小泉首相「冷静に慎重に手続きを進め、両国の満足の行く解決方法を探りたい。」
朱鎔基首相「冷静かつ慎重に処理することに賛成だ。必ず解決できると信じている。」
・朝日
小泉首相「李鵬全人代常務委員長が話し合いで双方満足のいく解決をしようと話されており、日本としては手順を踏んで解決したいので理解を求めたい。」
朱鎔基首相「必ず解決できると信じている。」
中国語の翻訳が異なるのはありそうな話ですが、小泉首相の発言内容が違っている点は興味深いです。小泉首相の発言が、読売では毅然とした、朝日では中共様にへりくだった印象を受けます。読売は11日夕刊に中共の不審船引き上げ容認への流れを記事にしています。
・読売(4月11日夕刊4版、1面左上大きく)
「首相 海南東の国際会議急きょ出席」
「不審船引き上げと『取引』説 中国側義理より『実利』」
「『島と船がバーター?』 十一日からの小泉首相訪中をめぐり、こんな説が日中関係筋でささやかれている。北朝鮮の工作船とされる不審船を五月以降に引き上げる日本政府の方針に、中国がこれまでの慎重姿勢を一転させ、理解を示したためだ。その裏に、中国・海南島で十日に開く国際会議を成功させたい中国の意向に沿い、日本が絶妙のタイミングで出席カードを切ったという事情もある。」
「(李鵬首相は)四日の小泉首相との会談では、『日中双方が満足する解決方法を見いだす』との意向を表明した。...日本側は『引き上げに反対しないという中国側の最終判断を伝えた』(外務省幹部)と受け止めた。」
「中国側はこれまで、『日本は中国の権益と懸念を尊重すべきだ』(唐家セン外相)と引き上げに慎重な姿勢を示していた。」
李鵬首相、朱鎔基首相の発言が以前から大幅に軟化しており、それを容認と外務省が判断。そして読売はその流れを記事にしています。対して朝日は字面通りの発言内容のみに基づき、過去の発言との相違を考慮しないで記事にした結果、「進展せず」という見出しになった訳です。読売は13日の社説でも改めて不審船引き上げを強く求めており、これで不審船引き上げを求めた社説は3回目だと記憶しています。
・読売(13日社説)
「日中首脳会談 北朝鮮への毅然たる姿勢の堅持を」
「規定の方針通り、作業を粛々と進めてゆくべきである。」
「そのためには(真相究明のためには)、船体を引き揚げ、徹底的に調べ上げることが不可欠である。」
「日本政府はこれを機に、不審船への対応能力を強化にも努めるべきだ。」
「政府は不審船対策をより実効あるものにするためにも、対応要領の策定や装備の充実などを急ぐべきである。」
「北朝鮮に関しては、日本人拉致問題という、国民にとってゆるがせにできない課題もある。小泉首相が朱首相との会談で、北朝鮮との国交正常化交渉に際し、棚上げにしない考えを強調したのは、当然だ。」
「衆参両院もそれぞれ拉致問題の早期解決を求める決議を採択した。結束して拉致問題に取り組む体制が整った。毅然(きぜん)とした姿勢を堅持することが肝心だ。」
北朝鮮にたいする強硬な言葉が並びます。北朝鮮と国際社会に引き入れるために、辛抱強く話し合いをする事ばかりを強調する朝日の社説とは明確に異なっています。ただし、朝日の十八番問題先送りの「話し合い」論調は不審船、拉致事件以降息を潜めています。朝日では不審船に関する社説は、自沈直後の一回のみで以降はありません。拉致事件も同様です。きっとあと半年ぐらいし、不審船やら智の話題が下火になった頃に、再び問題点無視の「話し合い」論調が復活することでしょう。
とりあえず、不審船について深い情報のほしい人は、不審船に関する社説を飽きもしないで何回も垂れ流す読売を読みましょう。不審船引き揚げについて少々のコンサバな情報がほしい読者は朝日を読みましょう。
これは メッセージ 1 (gesogeso1032 さん)への返信です.