Re: 民族自治は認めても自決は認めないシナ
投稿者: kyurokuhachi 投稿日時: 2005/10/22 23:44 投稿番号: [20347 / 28311]
モンゴルの独立運動がソ連や外モンゴルの影響を受けていた事は確かだし、また特にソ連が、中国(当時中華民国)に外モンゴルことモンゴル人民共和国の承認を認めさせる見返りに、東トルキスタンや内モンゴルの独立運動を見捨てたことも事実である。しかし、この場合、どう見ても犠牲者は内モンゴル独立運動であって、「大国」の政治利用や傲慢さを言うのならば、独立運動を踏みにじった点では中国政府もまた同罪であろう。そして、独立運動を大国が利用するのと全く同じように、独立運動側も、圧倒的に強大な中国政府の圧力を撥ね退けるためには、諸外国や国際世論を味方につけるべく努力するのは戦略上当然のことではないか。それを理由に全ての独立運動が国際社会の中国批判に利用され扇動されているかのごとく説くのは、先の周恩来の発言に見るような、民族独立が帝国主義国の策謀や侵略と同一視される視点と紙一重である。
さらに、著者は八〇年代以降のチベット運動に対しても、これをアメリカを中心とした国際社会の、対中国「カード」に利用されているものと見なす。
「87年9月に、(アメリカは)ダライ・ラマ14世に国会で講演させ、88年には彼に人権賞を与えた。火に油を注ぐようなアメリカのやり方は、沈静化してきたチベット独立運動を煽り、1987年と89年のチベット独立を訴えるラマ僧による暴動の一因となった」(142ページ)
ここでの「ラマ僧」という言葉は少なくともチベット仏教を理解する人ならば今はあまり使わない言葉だと思うが、それはそれでよい。この80年代末の決起を、中国の学者は一様に一部のチベット僧侶だけのものであったと見なしたがるようだが、まずチベットのような海外の情報の伝わりにくい地域で、まず亡命政府と交流のある僧侶達から様々な国内外の情報が伝わり、その中の特に意識の高い人々から行動が始まる事は当然だ。そして、今現在中国国家主席である胡錦檮によって戒厳令が敷かれ、多くの人々が公開裁判で屈辱的な取り扱いを受け、さらに民衆の怒りを引き起こした事にも多少は触れなければ不公平ではないか。そして、ダライ・ラマ法王のノーベル平和賞受賞には何故ここで触れないのか?
これは メッセージ 20346 (kyurokuhachi さん)への返信です.
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