Re: 民族自治は認めても自決は認めないシナ
投稿者: kyurokuhachi 投稿日時: 2005/10/22 23:41 投稿番号: [20344 / 28311]
この思考に対し、本書は直接触れてはいないが、孫文や国民党の「中華民族論」について、著者は「中華」という概念で全ての民族を均質化する事を批判し、孫文や国民党の姿勢が最終的には少数民族の漢民族への同化を強制する、悪しき「一民族一国家」論に行き着かざるを得ないと批判する。この批判そのものは正当であろうが、同時に、著者はこの自ら批判する思想が、現在の中華人民共和国で、有力な学者・政治的権威者によって堂々と主張され、影響を有していることに何故触れようとしないのだろうか?これは単に一学説の無視という問題だけではない。以下の章で次第に明らかになる、著者の根本的な中国現政権への姿勢の現れである。
自治は認めても民族自決権は認められない
第3章「『少数民族』の空間」にて、著者は中国共産党が少数民族の自治を国民党とは比較にならないほど認め、各民族を尊重してきたかを強調している。特に少数民族文化を尊重した実例として、毛沢東の一九五〇年の発言「少数民族地域の風俗慣習に対する改革は必要であるが、しかしこのような改革は少数民族自体の手でやらなければならない」を引用し、民族の文化や伝統を認めた上での漸進的な改革を進め、同時に衛生、医療システム、貿易ネットワークなどの整備を行った事を功績としてあげている。
これは メッセージ 20343 (kyurokuhachi さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835563/5bdbva4hfha1a4c0a4ia41a4ndabffcbf7j9a4r8a1beza47a4ha4a6a1aa_1/20344.html