Re: 英国東洋艦隊(Z部隊)出撃
投稿者: sennin_0630 投稿日時: 2011/12/12 14:05 投稿番号: [16 / 28]
午前11時45分、3番索敵機(機長・帆足正音予備少尉)が東洋艦隊主力を発見し、約15分の間に司令部に以下の3つの電文を打電した。
1.敵主力見ユ、北緯四度、東経一〇三度五五分、針路六〇度、一一四五
2.敵主力ハ三〇度ニ変針ス、一一五〇
3.敵主力ハ駆逐艦三隻ヨリナル直衛ヲ配ス、航行序列、キング型、レパルス、一二〇五
司令部はすぐさま各攻撃隊に電文を転送し、各攻撃隊は東洋艦隊主力めがけて殺到した。帆足は独断で索敵コースを変更しており、東洋艦隊の射撃を受けてから「敵発見」を報告するなど不手際があったが、その過失を問われることはなかった。
九六式陸攻の攻撃
攻撃にさらされる東洋艦隊。巧みな機動で爆撃を回避する「レパルス」と逆に集中攻撃を受ける「プリンス・オブ・ウェールズ」。英国東洋艦隊上空に最初に到達したのは、美幌航空隊の爆装隊の一部8機と、元山航空隊の雷装の、いずれも九六式陸攻隊だった。Z部隊は突如出現した8機の日本軍機に対空砲火を浴びせるが、効果はなかった。午後12時45分、美幌空陸攻隊8機(白井中隊)は「レパルス」を目標に各機2発搭載した250kg爆弾による水平爆撃を実施する。第二小隊二番機は第一弾投下直後に被弾したため第二弾を投下できず、別の1機も故障で投下ができなかったため、250kg爆弾計14発が投下された。このうち、最初の爆撃で1発が「レパルス」の右舷後部カタパルト付近に命中した。右舷後部飛行機格納庫甲板、海兵隊印居住区甲板を貫通し、装甲を施した下甲板で爆発した。爆風でダメージコントロール班員が多数死傷、副長は消火隊5隊を投入したが、艦内の火災は中々鎮火できなかった。飛行機格納庫ではカタパルト上の水上機1機が炎上し、海中投棄を行っている。最大の被害は、命中箇所直下の罐室で高圧蒸気管が破裂したことだった。このような事態になってもフリップスは英空軍に掩護を求めず、バッファロー戦闘機はシンガポールでの待機を続けた。
水平爆撃を行った美幌航空隊白井中隊が退避する中、元山航空隊九六陸攻隊16機(雷装)が東洋艦隊上空に到達する。フィリップス提督は日本軍機が雷撃を行えるとは考えておらず、「プリンス・オブ・ウェールズ」の反応は遅れた。英軍にとって不運なことに、対空火器として期待を集めたポンポン砲は頻繁に故障を起こした。日本軍航空隊は、第一中隊(石原薫大尉)9機と第二中隊(高井貞夫大尉)6機(第二小隊一番機はエンジン故障で帰投)の二手に分かれ、それぞれ「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」に雷撃を行った。第一中隊三番機は撃墜され、二番機(大竹典夫 一飛曹)は「プリンス・オブ・ウェールズ」が転舵を止めたため目標を見失い、直後に右旋回中の「レパルス」を狙った。第二中隊・高井中隊長は艦型が似ている巡洋戦艦「レパルス」と金剛型戦艦の区別がつかず[注 5]、英国国旗を確認してから雷撃を行った。「レパルス」はテナント艦長の巧みな操艦で8本の魚雷を全て回避した。午後1時14分、「プリンス・オブ・ウェールズ」に5本の魚雷が接近、左舷後方と左舷中央に魚雷2本(英軍記録魚雷1本が左舷後方)が命中した。ロースン副長は左舷中央の魚雷は命中ではなく自爆と推測、水圧により浸水が発生したが被害は限定的だった。これに対し、左舷後方に命中した魚雷は「プリンス・オブ・ウェールズ」に重大な損傷を与えた。魚雷命中による損傷に加え、衝撃で湾曲した左舷外側推進軸は回転する太鼓のバチの様に周囲を殴打して破壊の限りを尽くした。この時に隔壁が破壊されたため「プリンス・オブ・ウェールズ」は早くも多量の浸水を見るにいたり、左舷に10度傾斜、右舷2軸運転となり速力は20ノットに低下する。艦内では推進機軸管を伝って浸水が広がり、最下層甲板中部(缶室、機関室、機関科指揮所、発電機室)などにも浸水が及んで電力供給が途絶、後部4基の両用砲が旋回不能になり、対空射撃等に甚大な影響が出た。艦内電話は通じなくなり、通風が不十分となって機械室では熱射病で倒れる乗組員が続出、応急注排水装置が故障、操舵機も電力を絶たれ人力操舵となる。後部指揮所にいた士官は、たった1本の魚雷で「プリンス・オブ・ウェールズ」が致命傷を受けたことに「誰が不沈戦艦と名づけたんだ」とぼやいていた。「プリンス・オブ・ウェールズ」は重大な損傷を受けたにも関わらず、「レパルス」に被害を報告せず、「レパルス」テナント艦長は旗艦の動きと傾斜から損害を推測した。この他、魚雷1本が駆逐艦「エクスプレス」の付近で自爆した。
1.敵主力見ユ、北緯四度、東経一〇三度五五分、針路六〇度、一一四五
2.敵主力ハ三〇度ニ変針ス、一一五〇
3.敵主力ハ駆逐艦三隻ヨリナル直衛ヲ配ス、航行序列、キング型、レパルス、一二〇五
司令部はすぐさま各攻撃隊に電文を転送し、各攻撃隊は東洋艦隊主力めがけて殺到した。帆足は独断で索敵コースを変更しており、東洋艦隊の射撃を受けてから「敵発見」を報告するなど不手際があったが、その過失を問われることはなかった。
九六式陸攻の攻撃
攻撃にさらされる東洋艦隊。巧みな機動で爆撃を回避する「レパルス」と逆に集中攻撃を受ける「プリンス・オブ・ウェールズ」。英国東洋艦隊上空に最初に到達したのは、美幌航空隊の爆装隊の一部8機と、元山航空隊の雷装の、いずれも九六式陸攻隊だった。Z部隊は突如出現した8機の日本軍機に対空砲火を浴びせるが、効果はなかった。午後12時45分、美幌空陸攻隊8機(白井中隊)は「レパルス」を目標に各機2発搭載した250kg爆弾による水平爆撃を実施する。第二小隊二番機は第一弾投下直後に被弾したため第二弾を投下できず、別の1機も故障で投下ができなかったため、250kg爆弾計14発が投下された。このうち、最初の爆撃で1発が「レパルス」の右舷後部カタパルト付近に命中した。右舷後部飛行機格納庫甲板、海兵隊印居住区甲板を貫通し、装甲を施した下甲板で爆発した。爆風でダメージコントロール班員が多数死傷、副長は消火隊5隊を投入したが、艦内の火災は中々鎮火できなかった。飛行機格納庫ではカタパルト上の水上機1機が炎上し、海中投棄を行っている。最大の被害は、命中箇所直下の罐室で高圧蒸気管が破裂したことだった。このような事態になってもフリップスは英空軍に掩護を求めず、バッファロー戦闘機はシンガポールでの待機を続けた。
水平爆撃を行った美幌航空隊白井中隊が退避する中、元山航空隊九六陸攻隊16機(雷装)が東洋艦隊上空に到達する。フィリップス提督は日本軍機が雷撃を行えるとは考えておらず、「プリンス・オブ・ウェールズ」の反応は遅れた。英軍にとって不運なことに、対空火器として期待を集めたポンポン砲は頻繁に故障を起こした。日本軍航空隊は、第一中隊(石原薫大尉)9機と第二中隊(高井貞夫大尉)6機(第二小隊一番機はエンジン故障で帰投)の二手に分かれ、それぞれ「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」に雷撃を行った。第一中隊三番機は撃墜され、二番機(大竹典夫 一飛曹)は「プリンス・オブ・ウェールズ」が転舵を止めたため目標を見失い、直後に右旋回中の「レパルス」を狙った。第二中隊・高井中隊長は艦型が似ている巡洋戦艦「レパルス」と金剛型戦艦の区別がつかず[注 5]、英国国旗を確認してから雷撃を行った。「レパルス」はテナント艦長の巧みな操艦で8本の魚雷を全て回避した。午後1時14分、「プリンス・オブ・ウェールズ」に5本の魚雷が接近、左舷後方と左舷中央に魚雷2本(英軍記録魚雷1本が左舷後方)が命中した。ロースン副長は左舷中央の魚雷は命中ではなく自爆と推測、水圧により浸水が発生したが被害は限定的だった。これに対し、左舷後方に命中した魚雷は「プリンス・オブ・ウェールズ」に重大な損傷を与えた。魚雷命中による損傷に加え、衝撃で湾曲した左舷外側推進軸は回転する太鼓のバチの様に周囲を殴打して破壊の限りを尽くした。この時に隔壁が破壊されたため「プリンス・オブ・ウェールズ」は早くも多量の浸水を見るにいたり、左舷に10度傾斜、右舷2軸運転となり速力は20ノットに低下する。艦内では推進機軸管を伝って浸水が広がり、最下層甲板中部(缶室、機関室、機関科指揮所、発電機室)などにも浸水が及んで電力供給が途絶、後部4基の両用砲が旋回不能になり、対空射撃等に甚大な影響が出た。艦内電話は通じなくなり、通風が不十分となって機械室では熱射病で倒れる乗組員が続出、応急注排水装置が故障、操舵機も電力を絶たれ人力操舵となる。後部指揮所にいた士官は、たった1本の魚雷で「プリンス・オブ・ウェールズ」が致命傷を受けたことに「誰が不沈戦艦と名づけたんだ」とぼやいていた。「プリンス・オブ・ウェールズ」は重大な損傷を受けたにも関わらず、「レパルス」に被害を報告せず、「レパルス」テナント艦長は旗艦の動きと傾斜から損害を推測した。この他、魚雷1本が駆逐艦「エクスプレス」の付近で自爆した。
これは メッセージ 15 (sennin_0630 さん)への返信です.
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