001蒋経国の民間訪問
投稿者: unhoo 投稿日時: 2008/04/16 22:46 投稿番号: [9270 / 10346]
蒋経国が総統だった期間は1978年5月20日から1988年01月13日(この日に死亡)まで。最後の半年以上は糖尿病が重症になり、総統府への出勤が不可能だったが、毎朝大直の官邸から総統が乗っていない総統出勤車隊が出発して、総統府に赴き、夕方には総統の乗っていない総統退勤車隊が総統府から大直官邸へ戻った。総統の出勤、退勤車隊に総統が乗っていなかったことは、李登輝総統の「もはや台湾には政治犯は一人もいない」との声明が出て、台湾に人権、自由の風が吹いた後に、蒋経国の随員だった人が新聞に寄稿してばらした。
蒋経国がときどき民間訪問をやっていたのは、まだ元気だった時期のはずだから、たぶん総統在任期間のはじめの5〜6年ぐらいのことであろう。すると今から25年以前のことになる。忘れかけていたが、当時のテレビによく出ていた。たしかにどこかの田舎まで出かけて、老人に話しかけたり、子どもを抱いたりしていた。老人も子どもも、固くなってかしこまっていた。
蒋経国の民間訪問というのは、かなり頻繁だったが、訪問された人たちは、総統の仰せを畏まってはいはいと答えるだけであった。この村の道路を修繕していただけませんかなどと言い出した勇者があったとを聞かない。まして「わたしの息子が政治犯として20年も投獄されてています。特別のご高恩をもって赦免していただけますまいか」と言いだすような、くそ度胸のある爺さんはいなかった。
「権威政治」を恋しがり復活を望む集団よりなるメディアの猛烈な宣伝が功を奏して、死ぬまで政治犯を釈放しなかった蒋経国が2003年の投票で、
1「経済的にもっとも貢献」61%
2「民主化にもっとも貢献」45%
3「社会の雰囲気がもっとも良好」50%
4「人民の生活をもっとも理解している」50%
5「最も尊敬できる総統」50%
となったのだそうだ。
これは メッセージ 9269 (heitotakaohonor さん)への返信です.
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