虞美人 李莘
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/10/21 00:57 投稿番号: [678 / 735]
虞美人
李莘(南唐後主・937〜978)
春花秋月何時了
春花秋月
何(いず)れの時か了(きわ)まる
往事知多少
往事
知んぬ多少(いくばく)ぞ
小樓昨夜又東風
小樓に昨夜又も東風
故國不堪回首月明中
故國は回首するに堪へず
月明の中(うち)
雕欄玉砌依然在
ちょうらん
ぎょくぜい
依然として在る
只是朱顏改
只だ是れ朱顏のみ改まり
問君能有幾多愁
君に問ふ
能く幾多の愁ひ有りや
恰似一江春水向東流
あたかも似たり一江春水の東に向かって流るるに
春は花
秋は月
おわりなき世に
すぎにしことの
いくそばく
わびずまい
昨夜(よべ)またも
春の風たつ
ふるさとを
ふりさけみれば
胸もはりさく
月照るなかに
玉の欄(てすり)
石だたみ
むかしのままに
わが顔(おもわ)
はや
うつろいて
つもる愁いの
いくそばくと
人問わば
春の江(かわ)
みなぎりたるに
さながらよ
東へ流るる
★恰似一江春水向東流
ここが有名ですね、映画の題名にもなっていたのではなかったですか。
支那では、たいてい、水は西から東に向かって海に流れこみます。
★参考書
倉石武四郎編『宋代詞集』平凡社・中国古典文学大系20
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これは メッセージ 677 (ajisai110701 さん)への返信です.
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