Re: 楓橋夜泊 張継
投稿者: unhoo 投稿日時: 2011/10/09 10:50 投稿番号: [638 / 735]
>月落烏啼霜満天
月 落ち烏鳴いて霜天に満つ
江楓漁火對愁眠
江楓 漁火 愁眠に対す
姑蘇城外寒山寺
姑蘇城外の寒山寺
夜半鐘声到客船
夜半の鐘声 客船(かくせん)に到る
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レス:
わしの知る限りでは、この詩にたいする中国人の評価は低い。中国人による
と、烏は夜啼かない。だからこの詩の起句はまちがっている。次にお寺が真
夜中に鐘を鳴らすことはない。だからこの詩の結句も間違っている。そうい
うわけで中国人はこの詩を評価しないのである。
中国人がこの詩を引用するときには通常「この詩は日本人に評判がよい」と
付記する。駄作だけれども、日本人は傑作だと思っているというのだ。
日本人がこの詩を好む理由は、第一第二句で蘇州城内の客船の景を述べて、
第三句で突然蘇州城外寒山寺の鐘の音に転じた鮮やかな「転」に感じ入るか
らであろう。
日本人はこの詩を「漢音」で棒読みにして味わうのがよい。すなわち
げつらくうてい
そうまんてん
こうふうぎょか
たいしゅんみん
こそじょうがい
かんざんじ
やはんしょうせい
とうかくせん
と読むのである。日本語で漢字を読むときの「漢音」というのは、漢代の
音でなく、じつは唐代の音である。中国人がペキン語音で読むと、唐代の音
とは全くちがった音になる。だから日本人が上掲の漢音で読んで「俺の読み
方が唐代の音に近いのだぞ」と中国人に威張ることができるのである。
これは メッセージ 448 (ajisai110701 さん)への返信です.
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