紫陽花亭日乗

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【愛国】南の島に雪が降る完

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/10/08 00:49 投稿番号: [634 / 735]
【愛国】南の島に雪が降る完 2011/10/ 6 16:42 [ No.118725

この物語は、加東さんご自身が体験された実話です。

たまたま「週刊朝日」の夢声対談コーナーで、この話を加東さんが語った
ところ、徳川夢声から、これは是非執筆するようと、強く勧められ、
昭和36(1961)年に文藝春秋で「南海の芝居に雪が降る」という題で
出稿したのが始まりで、これはその年の第20回文藝春秋読者賞を受賞し、
さらに出版されてベストセラー小説となっています。

そして同年には、「南の島に雪が降る」という題でNHKがドラマ化し、
さらに東宝が同名で映画化した。
このときは、加東さんご自身が主演を務めています。

この映画で、ボクがとても感動したのは、物語そのものももちろんなの
ですが、とても重くて、苦しくて、せつなくて涙を誘う物語でありながら、
加東さんも監督も、俳優陣に「喜劇俳優をそろえた」という点です。

舞台を見に来てくれた兵隊さんたちは、ジャングルの中を、
遠く、道さえないところを歩いて来てくれていた。
次の舞台を楽しみにしてくれていた兵隊さんたちの多くは、
翌月の演目には来ることはなかった。
みんな死んでしまったからです。

客席で二度と見れないであろう雪景色を見て、声を殺して泣いていた
300人の東北の国武部隊の人達の姿を見たとき、加東さんたち役者さんは、
もらい泣きして涙をいっぱい流しながら、なかばやけくそ気味に
舞台に躍り出て、泣きながら立ち回りを演じています。

シリアスに描こうとすれば、どこまでもシリアスになったであろう
その史実を、加東大介さんは、むしろ明るく楽しくほがらかに、
これを映画に仕立てた。
そこに日本人らしさというか、日本人の心を見るような気がします。

どんなにつらくても、どんなに苦しくても、泣きたくなるようなことでも、
明るく笑ってそれに耐え、明日を信じて前を向いて歩く。
それこそが日本人としての生き方、なのかもしれません・・

http://www.youtube.com/watch?v=YUDIE2eAYy8

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