紫陽花亭日乗

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Re: 子供 ? 子ども ? こども ?

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/08/23 01:38 投稿番号: [369 / 735]
『論語』子路   第十三

〔原文〕
子路曰、衛君待子而爲政、子將奚先。
子曰、必也正名乎。
子路曰、有是哉、子之迂也、奚其正。
子曰、野哉、由也。君子於其所不知、蓋闕如也。名不正、則言不順。
言不順、則事不成。事不成、則禮樂不興。禮樂不興、則刑罰不中。
刑罰不中、則民無所錯手足。
故君子名之、必可言也。言之、必可行也。、君子於其言、無所苟而已矣。

〔訓読〕
子路曰く、衛君 子を待ちて政を爲さば、
子は將(まさ)に奚(なに)をか先にせんとする、と。

子曰く、必ずや名を正さんか、と。
子路曰く、是れ有るかな、子の迂(う)なるや。奚(いずく)んぞ其れ正さん、と。

子曰く、野(や)なるかな、由や。君子はその知らざるところにおいては、
蓋(けだ)し闕如(けつじょ)たり。
名 正しからざれば、則ち言順ならず。言順ならざれば、則ち事成らず。
事成らざれば、則ち礼楽興らず。礼楽興らざれば、則ち刑罰中(あ)たらず。
刑罰中(あ)たらざれば、則ち民 手足を錯(お)くところなし。
故に君子 之(これ)に名づくれば、必ず言う可し。
之(これ)を言えば、必ず行なう可し。
君子は其の言に於いて、苟(いやし)くもする所無きのみ、と。

〔現代語訳〕
子路がこうおたずねしたことがあった。
「衛国の国君が、先生を礼遇して政治を委ねられるとしくすならば、
先生は何から手をつけようとなされまするか」と。

先生はおっしゃった。
「決まっている。名(文字・記号)を正すことだ」と。

子路は言った。
「それですよ。先生のお考えは現実離れしています。
どうして名を正すなどという〔悠長な〕ことでいいものですか」と。

すると先生はこう諭された。
「現実的すぎるぞ、由(子路よ)。教養人たる者は、
自分がよく知らないことについては、知らないままにすることだ。
〔もし〕名(文字・記号)が正しくなければ、言(ことば・筋・論理)が妥当でない。
言が妥当でないと、政事(政治)が達成されない。
政事が達成されないと、礼楽(規範・道徳)が盛んとならない。
礼楽が盛んとならないと、〔むやみと処罰するばかりで行きすぎとなり〕
刑罰が当を得なくなる。
刑罰が当を得なくなると、民は不安でゆっくりと手足を伸ばして安らかに
暮らすことができなくなる。
だからこそ、教養人は、〔正しく〕名づければ、主張(言)の筋を通すことができ、
それができると政事〔が完成し、道徳が守られ妥当な刑罰を行なうこと〕ができる。
〔このような関連があるのだから、由よ、教養人たる者は〕その発言においては、
〔知らないことは知らないままにしておき〕軽はずみであってはならない」と。

★加地伸行『論語』増補版, 講談社学術文庫


つづく
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