紫陽花亭日乗

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Re: 佛説阿彌陀經

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/08/15 14:39 投稿番号: [317 / 735]
「共命鳥(ぐみょうちょう)」


  極楽浄土に共命鳥(ぐみょうちょう)という名前の烏がいます。

  どんな鳥かといえば、身体は一つで、頭が二つに分かれている烏で、
まさに命を共有する鳥です。

  この鳥は、一説によりますと、極楽浄土に生まれる前、
すなわち前世では大変、仲が悪かったと言われています。

  片方の烏が「右へ行きたい」と言えば、
もう一方の烏は、「いや私は左へいきたい」と言い、
片方の烏が「もっと遊びたい」と言えば、
もう一方の鳥は「いや、もう遊ぶのは飽きた、休みたい」
というように、事あるごとに意見が衝突していました。

  身体が別々であれば、さして問題にならないのですが、
身体が一つですから、当然そこで大喧嘩が起こります。

  こうして毎日毎日、言い争いをしていたのですが、
ある日、とうとうその喧嘩が昂じて、片方の鳥が相手の鳥の喉首を
噛み切ってしまったのです。

  噛まれた方はそれが致命傷になり命を落としてしまいました。

  ところが身体が一つですから、
噛んだ方もしばらくして、命を落としてしまう羽目になったのです。

  その命を落とす寸前に、その鳥が仏教で言う悟りを開いたのです。

「これまで私はわがままを言いながらも、何とか元気でこられたのは、
あなたがいてくれたればこそだったんだなー」

ということに気付いたのです。

「この私の命はあなたの命の上に出来上がっていたんだな−」
ということに目覚めたのです。

  これを、「自他一如の縁起の道理」と言います。

  この道理は仏教の教えの中核をなすもので、
「あらゆるものは相依り相関わっており、
私の命は多くのご縁をいただいて、生かされている命である。
だから自分と他人は切っても切り離せない一つ如しなのだ」
というものです。

  こうして、この世の真理を悟った鳥は、
めでたく極楽浄土に生まれ出でることが出来たと言うのです。


★以上、ネット法話より転載。
「共命鳥」で検索して、続きもご覧ください。
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