刺客列傳 第五話 「荊軻」 結の段 4
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/08/14 00:58 投稿番号: [306 / 735]
魯句踐已聞荊軻之刺秦王、私曰。
嗟乎、惜哉。其不講於刺劔之術也。
甚矣。吾不知人也。曩者吾叱之。彼乃以我爲非人也。
魯句踐すでに荊軻の秦王を刺すを聞き、私(ひそか)に曰く、
「嗟乎(ああ)、惜しいかな。刺劔の術を講ぜざりしや。
甚しいかな。吾れ人を知らざるなり。曩者(むかし)吾れこれを叱す。
彼すなわち我を以て人に非ずと爲さん」と。
魯句踐は、荊軻が秦王を刺殺しようとしたことを聞いて、ひそかに言った。
「やれやれ、惜しいことをしたなあ。
あいつは刺剣の術(人を刺殺するための剣術)を学んだことが
なかったのだろうか。
ひどいもんだ、俺には人を見る目がなかったのだ。
むかし、俺は荊軻をどやしつけたことがあったなあ。
あいつはおそらく、俺のことを人非人だと思ったことだろうな」と。
つづく
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これは メッセージ 305 (ajisai110701 さん)への返信です.
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