刺客列傳 第五話 「荊軻」 結の段 3
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/08/14 00:50 投稿番号: [305 / 735]
聞於秦始皇。秦始皇召見。人有識者、乃曰。高漸離也。秦皇帝惜其善撃筑。
重赦之。乃<目霍>其目、使撃筑。未嘗不稱善。稍﨟近之。高漸離乃以鉛置筑中。
復進得近、舉筑朴秦皇帝。不中。於是遂誅高漸離、終身不復近諸侯之人。
秦始皇に聞こゆ。秦始皇召して見る。人、識る者有り。
すなわち曰く、「高漸離なり」
秦皇帝その善く筑を撃つを惜しむ。これを赦(ゆる)すこと重(かた)し。
すなわちその目を<目霍>(つぶ)し、筑を撃たしむ。
未だ嘗て善しと稱えざるなし。
稍(やや)﨟(ますます)これに近づく。高漸離すなわち鉛を以て筑中に置く。
また進みて近づくを得て、筑を舉げて秦皇帝を朴す。中(あた)らず。
ここにおいて遂に高漸離を誅し、終に身また諸侯の人を近づけず。
高漸離の噂が秦の始皇帝の耳に入った。
始皇帝は高漸離を召して引見した。
高漸離を知っている者がいて、「これは高漸離です」と言った。
秦皇帝は高漸離の筑の上手を愛惜した。
そこで高漸離を赦(ゆる)し厚遇した。
ただ、その目をつぶしておいて筑を撃たせた。
高漸離が筑を撃てば、始皇帝が「うまい」と褒めないことはなかった。
そのうちだんだんに始皇帝の身辺に近づくことができた。
すると高漸離は筑の中に鉛をしかけておいた。
次に御前に進んで詩皇帝に近づくことができたとき、
筑をふりあげて秦皇帝に殴りかかったが、あたらなかった。
ことここに及んで遂に始皇帝は高漸離を誅殺し、以後は自分の身辺に
諸侯の人(もとの、秦以外の国から来た人)を近づけなかった。
つづく
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これは メッセージ 304 (ajisai110701 さん)への返信です.
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