刺客列伝 第四話 「聶政」
投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/08/02 22:15 投稿番号: [242 / 735]
第四話「聶政」(じょうせい)前五世紀
聶政は人を殺したため、その仇を避けて母・姉とともに斉に行き
屠殺業に身を落とし生活をしていた。
嚴仲子という人が諸国を游しながら、敵である侠累(きょうるい)を
殺してくれる人物を探していた。
聶政の噂を聞き手厚く贈り物をし交際を始めた。
しかし聶政は母を養うために、嚴仲子よりの侠累暗殺の依頼を断る。
断られても嚴仲子の態度は変わらなかった。
やがて聶政の母が死んだ。
そこではじめて聶政は嚴仲子の暗殺依頼を引き受ける。
諸侯の卿相である嚴仲子が、屠殺を生業(なりわい)としている
こんなわたしに親しみ信用してくれたのだ。
わたしを深く知ってくれればこそなのだ。
聶政は単独で侠累暗殺に成功するが、みずから顔の皮をはぎ、
眼球をえぐりだし、誰だかわからないようにして、
腹かき切って腸をつかみ出して死んだ。
だがやがて聶政の姉が、それが弟であることを明らかにし死ぬ。
弟聶政の名を惜しんだからだった。
その後二百二十四年を経て、秦に荊軻の事件があった。
★因自皮而面決眼自屠出腸遂以死。
因(よ)りて自(みずか)ら面を皮(かわは)ぎ、眼を決(えぐ)り、
自(みずか)ら屠り腸を出(いだ)して遂に以て死す。
中国は文明の鏡であり、日本では、どうもこのあたりを勘違いして、
切腹は立派な男の死に方であると誤解したのではないでしょうか。
しかし・・日本のサムライとは身分の格が違うんですよね。
★自分が誰だかわかると、暗殺依頼者が誰であるかも知れる。
それでは、自分を見込んで認知してくれた人の恩に報いることができない。
姉も無事にはすまないだろう、ということですね。
あまりにも壮絶です。
刺客列伝の中でも一番壮絶な最後を遂げた暗殺者の話ではないかと
思います。
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これは メッセージ 241 (ajisai110701 さん)への返信です.
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