ビックリ台湾!?

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Re: 蒋政権時代の日本雑誌の輸入

投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2009/09/20 22:56 投稿番号: [1973 / 3149]
  興味深い貴重なお話をありがとうございました。二度と返らぬ蒋政権の時代ではありますが、かれらが「共産主義」を蛇蝎の如く嫌い、恐れおののいた事情はわかるとしても、当時の台湾には言論、出版の自由がなく、台湾人のわずかな「政治的過失」であっても、その報復と弾圧は容赦のないものであったろうと想像します。日華断交前の横浜市立図書館に「自由中国」などという台湾の雑誌が毎号おいてありましたが、内容は完全な政治的プロパガンダでありました。もっとも、これは当時の米、中、ソ連も同じで、蒋介石支配の台湾ばかりが特別であったわけではなく、もちろん自民党の週刊機関紙「自由新報」も反共一辺倒でした。その御用新聞である読売やサンケイの体質はいまも変わりません。ただ、日本の総理府の出版物にはそうした宣伝臭がなく、ごく無難な内容であったことは付け加えておきます。そう言えば、もう、「反共」などという言葉もすっかり聞かれなくなりました。

初めての訪台で、まだ戒厳令の解ける前、読めもしない新聞を買った記憶があり、そこに、「訒匪小平」「中共大動乱之兆」などという活字があったのをいまだに覚えています。また、昼過ぎの桃園空港で、日本から到着したばかりの朝刊に中国の「全人代」の記事と会議場内部の写真があり、そこに、「天安門と五星」の中国国章が写っていたのを何人も若い女性がクレヨンで塗りつぶしていたのを偶然目撃したこともあります。

戦前の日本で「短波ラジオ」というものが、その存在すら知られていなかったとは驚きました。「さもありなん」とは思うのは、わたしの少年時代に聞いた話ですが、近くの親戚の家に、戦前からアメリカ製の(たぶんGE)六球だか、八球だかの「スーパーヘテロダイン」があって、戦時になるとそれを聞き及んだ神奈川県特別高等警察が調べに来たといいます。「六球、八球」などと言っても、いまの若い人にはまずわからないでしょう。「一応、確認に来ただけ」ということで、別に没収もなにもされなかったとのことですが、すぐ町内に、「あの家に特高がきた」と噂になったそうです。

中国も台湾も大いに変わり、遅まきながらアメリカも日本も変わりつつあります。司馬遼太郎が「イデオロギーは虚構である」とあるとエッセイに書きましたが、その意味がそろそろ判りかけてきました。
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