嘘ばっかり
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2007/12/28 19:48 投稿番号: [1389 / 3149]
のっけから偉そうなことを言うが、物事を学ぶものは、自分のシェーマに合ったものだけを選んで読み、あるいは見て、そうでないものは無条件で排斥するようなことがあってはならない。「あってはならない」とは、自分のことを言っているので見逃していただきたいが、それをやると「セクト」になってしまう。もう宗教の世界に踏み込んだようなものだ。本でも映像でもいったんは疑ってみる。品物もそうだ。この世はそれらしい偽物が大量に溢れ、出回っている。日本のテレビに「開運・なんでも鑑定団」という長寿番組があって台湾でも人気だという。それをマネた台湾の番組も現れては消えたそうだが、やはり企画力の違いだろうか、ただ品物に値段をつけるだけでは面白いはずはない。その「鑑定団」で、むかし、「土偶」を畑の地下から「発見」して、自己評価額、8000万と付けた若い男がいた。あの宇宙人みたいな顔の有名な土偶は中学の教科書には必ず載っていて、国宝に指定されている。それがまた出てきたのである。縄文、弥生時代にもゆっくりと時代が流れていて、当時の品物もそれぞれの時代的特徴があるのだが、その土偶、各年代の特徴が混じっていて、一発で偽モノと見破られてしまった。その男、いくつもの写真や博物館の展示品を見て自分で作ったにちがいない。このまえは戦国時代の武将の手紙を持ってきたオバサンが「歴史が変わります」などと騒いで得意になっていたが、これも偽物で、しょげながら帰っていったのが面白かった。わかったか、知ったかぶりババァめ。最近は戦時中の記録映画の企画がほとんどなくなったが、テレビでも堂々とニセの映像を流すことがある。もう、何年前だか忘れたが、1944年7月のヒトラー暗殺未遂事件のフィルムを発見したとして、特別番組として放映した局があった。爆発後に親衛隊に抱きかかえられて出てくるヒトラーがはっきり写っている。だが、これは当時のナチス親衛隊による再現フィルムであり、もちろん、ちょび髭のヒトラーも「そっくり」さんである。なぜ、戦争もたけなわの忙しいときに映画館で公開するわけでもない映画を作ったのか不思議な気もするが、わたしはすでにこのフィルムの存在を知っていたので「あとで騒ぎにならないか」と思って注目していた。が、なんの反響もなかった。これもかなり前だが、山下奉文大将がフィリピンで米軍に投降し、バギオの虐殺事件を命令したとして現地で裁判にかけられた。結局は勝者の裁判で、山下大将は絞首台の露と消えるのだが、なんと日本の大新聞がこの裁判のフィルムを発見したと特ダネ扱いで報道したことがある。ところが、そんなものは記録映画として日本の映画館でとっくに公開されて、わたしも見ている。あまりのデタラメぶりに新聞社に電話をしたのだが「ああ、そうですか」でおしまいだった。日本のマスコミもこの程度である。
これは メッセージ 1388 (tokyo_cachito3 さん)への返信です.
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