Re: 幕末の金流出(ヨコ)
投稿者: fufushounyu 投稿日時: 2006/04/12 21:10 投稿番号: [72 / 1329]
あんまりこの板でこの話しをすると本題からずれてしまうんで嫌なんですが、
>幕府の御用金といえば小判(金貨)が想像されますが
>実際は一分銀(銀貨)だったのです
その通りですが、保有する銀が少ないために名目通貨として少量の銀に幕府の御威光による刻印を打って一部として通用させていたようです。
そのころの重量による金銀比価は欧米では1:15〜16、日本では1:11〜12でした。
確かに海外との比価には違いがあるのは事実ですが、目方だけを考慮した
メキシコ銀貨1ドル=一分銀3枚と言うのは乱暴な話しです。
>但しこの交換レートのひずみで流出した金の数量はたいしたものではなく
>開国により国内のあらゆる物資が海外へ流出し品不足となり
>その結果ハイパーインフレが発生しました
>金流出で通貨不足になればインフレではなくデフレになるはずです
金の流出量は諸説があって定かではありませんが、かなりの量だと思っております。
検証する根拠としては開国後に改鋳された万延小判は慶長小判と比べると金の含有量は1/8です。
万延元年(1860)に幕府は
「歩増通用」を布告しましたが、これは額面でなく重量をもとに時価で通用させることです。
これで天保小判1枚は1分銀13.5枚と同等になったのです。
話しが前後して申し訳ありませんが、1860年に発行された万延小判一両は金の重量は1.89gです。天保小判一両の金の重量は6.36gです。
通貨不足には成らないように逆に悪質な通貨を大量に流通させてしまったのです。
こんなに貨幣価値を下落させたことにより物価の高騰、いわゆるインフレーションの発生となったのです。
>幕末を経済面から見ればこのインフレが国民全体感情の
>江戸幕府はだめだという機運につながり、一挙に倒幕へと動きました
結果はそういうことになりましたね。
これは メッセージ 69 (kidoufighter99 さん)への返信です.
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