幕末の金流出(ヨコ)
投稿者: kidoufighter99 投稿日時: 2006/04/12 14:14 投稿番号: [69 / 1329]
幕府の御用金といえば小判(金貨)が想像されますが
実際は一分銀(銀貨)だったのです
金と銀との交換比率は江戸幕府成立当時は海外とほぼ同一であったのが
鎖国となり金銀の流通は国内だけとなりました
日本が鎖国しているうちに海外ではメキシコなどの新銀山が開発され
銀の値打ちが瑞分下がりましたが国内はそのままでした
ちなみにヨーロッパ近辺で銀山などを経営していた名門メディチ家などは
この銀相場下落のために家運が一挙に傾き没落しました
結果として開国した時の国内外の金銀交換レートのひずみとなりましたが
幕府は銀を大量に保有していたため適正レートに一挙に変更できませんでした
海外レートと同一にすれば幕府の資金量は一挙に3分の1となり
財政破綻するからです
但しこの交換レートのひずみで流出した金の数量はたいしたものではなく
開国により国内のあらゆる物資が海外へ流出し品不足となり
その結果ハイパーインフレが発生しました
金流出で通貨不足になればインフレではなくデフレになるはずです
幕末を経済面から見ればこのインフレが国民全体感情の
江戸幕府はだめだという機運につながり、一挙に倒幕へと動きました
これは メッセージ 41 (aki_kaze_u_ru_ru さん)への返信です.
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