貨幣経済の発達
投稿者: aki_kaze_u_ru_ru 投稿日時: 2006/04/04 23:31 投稿番号: [28 / 1329]
以前読んだ内容で自分で李朝の通貨に関して保存していたものがありました。
■エコノミックアニマルの起源ー日本の貨幣定着に驚いた朝鮮人
山本七平著「日本人とは何か」(PHP文庫)で、山本氏はこんなふうに書い ています。この本は良書なので、もっと読まれてしかるべきでしょう。
15世紀、ハングルを作った国王世宗の時代、中国で貨幣が流通しているのを 知った世宗は、中国から貨幣を輸入して、
「貨幣と使用しない者は処罰する」 という法律まで作って、貨幣使用を強制しようとしたが、結局失敗している。
その理由は農民と官僚が主体の社会で、物々交換が行われていたからである。
(「世宗実録」より)
では日本はどうだったのかというと、奈良時代に世宗と同じ試みをしたが、こ の時は失敗している。その理由は世宗の時と同じである。
しかし平家の平清盛 の時に再度同じことをやろうとしたら、貨幣が爆発的に大流行したという記録 が残っている。平清盛は平家物語のせいで悪人ということになっているが、周 囲の反対を押し切って実行したのであり、時流を見抜く目を持った優れた政治 家であったと考えられる。
さらに時は流れ、1420年に来日した李朝のお役人が、見聞したことを漢文の日記に書き残しているが、それによると、当時の日本(室町時代)は社会の すみずみにまで貨幣が浸透していて、乞食でさえ米をほしがらず金をほしがる、 というので驚いているのである。さらに、有料の宿屋があり、有料の渡し舟があり、有料の馬があって、日本では金さえ持っていれば旅ができるきというので驚いているのである。(「老松堂日本行録」より)
当時の李朝では、旅をするには米をかついで薪をかついで行くのが常識だったらしい。だがこれは当時の東アジアにおいて李朝が後進国だったからではない。ベトナムは18世紀まで貨幣が定着しなかったと言われており、李朝もあらゆる方法を用いて貨幣を流通させようと努力したからである。つまり日本のほうが異常だったと言える。
こうなった原因は定かではない。司馬遼太郎氏は武士が政権を取ったことに原因を求めている。武士というのは一種の技術万能主義者である。武士は戦争で勝つのが仕事であり、戦争というのは結果がはっきり出るものだから、思想・イデオロギーにこだわっていても何の役にも立たない。「現場で役に立てば何でもいい」という価値観で動く人種であり、これは今日の企業社会にも生き延びている価値観であると言えよう。
■エコノミックアニマルの起源ー日本の貨幣定着に驚いた朝鮮人
山本七平著「日本人とは何か」(PHP文庫)で、山本氏はこんなふうに書い ています。この本は良書なので、もっと読まれてしかるべきでしょう。
15世紀、ハングルを作った国王世宗の時代、中国で貨幣が流通しているのを 知った世宗は、中国から貨幣を輸入して、
「貨幣と使用しない者は処罰する」 という法律まで作って、貨幣使用を強制しようとしたが、結局失敗している。
その理由は農民と官僚が主体の社会で、物々交換が行われていたからである。
(「世宗実録」より)
では日本はどうだったのかというと、奈良時代に世宗と同じ試みをしたが、こ の時は失敗している。その理由は世宗の時と同じである。
しかし平家の平清盛 の時に再度同じことをやろうとしたら、貨幣が爆発的に大流行したという記録 が残っている。平清盛は平家物語のせいで悪人ということになっているが、周 囲の反対を押し切って実行したのであり、時流を見抜く目を持った優れた政治 家であったと考えられる。
さらに時は流れ、1420年に来日した李朝のお役人が、見聞したことを漢文の日記に書き残しているが、それによると、当時の日本(室町時代)は社会の すみずみにまで貨幣が浸透していて、乞食でさえ米をほしがらず金をほしがる、 というので驚いているのである。さらに、有料の宿屋があり、有料の渡し舟があり、有料の馬があって、日本では金さえ持っていれば旅ができるきというので驚いているのである。(「老松堂日本行録」より)
当時の李朝では、旅をするには米をかついで薪をかついで行くのが常識だったらしい。だがこれは当時の東アジアにおいて李朝が後進国だったからではない。ベトナムは18世紀まで貨幣が定着しなかったと言われており、李朝もあらゆる方法を用いて貨幣を流通させようと努力したからである。つまり日本のほうが異常だったと言える。
こうなった原因は定かではない。司馬遼太郎氏は武士が政権を取ったことに原因を求めている。武士というのは一種の技術万能主義者である。武士は戦争で勝つのが仕事であり、戦争というのは結果がはっきり出るものだから、思想・イデオロギーにこだわっていても何の役にも立たない。「現場で役に立てば何でもいい」という価値観で動く人種であり、これは今日の企業社会にも生き延びている価値観であると言えよう。
これは メッセージ 27 (koshien21c さん)への返信です.
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