Re: 『阿片の中国史』
投稿者: aki_kaze_u_ru_ru 投稿日時: 2008/04/10 23:59 投稿番号: [1127 / 1329]
著者の
譚
王路美
(タン
ロミ)※王路で一文字
は母方の祖父が日本陸軍の中将で、中国戦線に参戦し、終戦の前年には印パール作戦の撤退を指揮して惨敗兵を日本に連れ帰った人物なのに、
中国革命に参加した政治家の父親の影響が濃厚で、
「基本は列強を退けてアジアの支配者となり、中国の信頼を裏切った悪い日本」
というのが日中を見る軸ということが残念。
でも、ケシの花が唐時代は皇帝貴族庭限定でシルクロードを通ってやってきた異国の珍しい観賞用だった珍種だったけれど、宋の時代では珍しいものでなくなり、中国の伝統的な品位・等級では(大輪の花を咲かせる牡丹や菊が上級)粗末な花として見なされるようになった話から、
マルコポーロも見た大量輸送ルート「塩の道」の流通網を利用して阿片が消費者の手に売られていく様子や、
なぜ、あれほど蔓延った阿片が中国から消えたのかを詳細に語ってくれるので、東アジア史に興味がある方にお勧めの本です。
これは メッセージ 1126 (aki_kaze_u_ru_ru さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/mfbdabdabaaf_1/1127.html