Re: 帝国のはざまで
投稿者: sempvinc 投稿日時: 2007/03/18 07:08 投稿番号: [3670 / 6952]
>その(朝鮮の)ナショナリズムを作り出した媒体は、日清戦争後の1895年から、次々とソウルの知識人によって創刊された新聞だった。
>それらの新聞に見られた「文明国」に追いつこうとする知識人の民族主義の論理が、第2次世界大戦後の韓国・北朝鮮のナショナリズムの原型になったというのである。
この著者は当時の朝鮮の識字率の低さを知ってるんだろうか?漢字は一部の特権階級のものだったし、ハングルの読み書きだってきちんとできない民衆が大多数だった。朝鮮で一般民衆まで読み書きができるようになったのは日本統治下で義務教育を受けるようになってからだ。しかもハングルを整備して近代的な文章表現に堪えられるようにしたのは日本人だし、それ以前のハングルなんて朝鮮では下等な文字と思われ半分打ち捨てられているようなものだった。そんな状態でどうやって新聞や雑誌からナショナリズムが形成されるんだろう。あまりにも新聞雑誌の対象となる読者層が少な過ぎる。
しかも日韓併合以前に新聞を発行したり読んでたという朝鮮の知識人とは李氏朝鮮時代の支配階層の流れを汲む人々であり、そういった特権階級自体がその後の日本の統治の下で解体されてしまっている。そうした李朝時代の固定的な階級社会を日本が壊すことでその後の朝鮮社会の近代化がもたらされたことを考えれば、日清戦争当時における朝鮮の知識人のナショナリズムがその後の朝鮮社会に引き継がれたと考えるのは難しい。
したがって日韓併合以前の知識人階層のナショナリズムが現在の韓国人としての民族意識に繋がっている可能性はまずないし、民族意識と社会階層の両面において日本統治以前と以後とでは朝鮮社会に断絶があるのが事実である。そういった意味で、近代朝鮮ナショナリズム(民族意識)の源流を日清戦争の時代にまで遡るのは、歴史を直視せずに都合良く歪曲してるに等しい。
問題はなぜ、朝鮮民族の十八番である歴史歪曲をわざわざカナダの大学教授がやっているのかだ。なんか裏があるんじゃないか・・・
これは メッセージ 3668 (imp_mania_jk さん)への返信です.
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