Re: 『日本書紀』>横から
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/16 19:58 投稿番号: [3206 / 6952]
もうひとつ議論がかみ合ってない気がするのですが。
くだんの書における森氏の推論では、主にα群は唐人二人の執筆、β群は僧時代に新羅に留学していた山田史御方の執筆ということでしたね。
>また御方はβ群の執筆者であったとしても、
書紀編纂の方針や原史料の取捨選択には、
参議クラスの政治的判断を仰ぐ必要があります。
というのは、ホンキーさんのおっしゃる施主と施工者の関係と同じく、施工者の立場に関係なく施主の意思があることと同じことを指している様に思えます。
出自がどうあろうが、留学先はどうあろうが、施主の意向・設計思想こそが大事ということでしょうね。
そういや、α群の作者とされる唐人の一人は唐&新羅VS百済の戦いで捕虜となって日本に献上(?)された人間だったそうですね。で、ほぼ完璧な漢文であるα群において、若干見られる「倭臭」や「妻を妹と称す。古俗なるか?」なんて日本の習俗に無知な書き込みがあるのは、施主から提供された原資料をそのまま使ったせいでそういうツッコミをしてしまったんじゃないか、とありましたね。
>>『日本書紀』は、アンチ新羅です。
>>『百済新撰』『百済記』『百済本紀』に三篇を引用しています。
>というのは、御方の父祖が新羅からの渡来人であるという可能性を排除する「論拠」にはなりません
このあたりは、ここでの論点にはならないのではないでしょうか。「新羅人と唐人の合作」説というのは、あなたの紹介された「ハンギョレ説」のようですし、森氏の推論とは無関係だと思うのですが。
あくまでも森氏は、表記論的なアプローチによって、日本書記という鬱蒼たる文章の森の中で博学審問し、唐人二人と山田史がその「述作者」であるという結論に達しただけではないかと。
そうそう、あなたが3202でおっしゃった、
>話題になっている森博達は、日本書紀の内容ではなく、音韻・語彙・文法・文体の分析によって結論を導きました。クソ文献実証と言われる所以です。
「クソ文献実証」と称されているのは本当なんでしょうか?
私は国文学出身ですが、音韻・語彙・文法・文体の分析による研究というのは、第二次大戦後の「万葉集」研究などで取り入れられて、急速に発達したきわめて有効な手法だと思うのですが。そこまで酷評されているんですか?
くだんの書における森氏の推論では、主にα群は唐人二人の執筆、β群は僧時代に新羅に留学していた山田史御方の執筆ということでしたね。
>また御方はβ群の執筆者であったとしても、
書紀編纂の方針や原史料の取捨選択には、
参議クラスの政治的判断を仰ぐ必要があります。
というのは、ホンキーさんのおっしゃる施主と施工者の関係と同じく、施工者の立場に関係なく施主の意思があることと同じことを指している様に思えます。
出自がどうあろうが、留学先はどうあろうが、施主の意向・設計思想こそが大事ということでしょうね。
そういや、α群の作者とされる唐人の一人は唐&新羅VS百済の戦いで捕虜となって日本に献上(?)された人間だったそうですね。で、ほぼ完璧な漢文であるα群において、若干見られる「倭臭」や「妻を妹と称す。古俗なるか?」なんて日本の習俗に無知な書き込みがあるのは、施主から提供された原資料をそのまま使ったせいでそういうツッコミをしてしまったんじゃないか、とありましたね。
>>『日本書紀』は、アンチ新羅です。
>>『百済新撰』『百済記』『百済本紀』に三篇を引用しています。
>というのは、御方の父祖が新羅からの渡来人であるという可能性を排除する「論拠」にはなりません
このあたりは、ここでの論点にはならないのではないでしょうか。「新羅人と唐人の合作」説というのは、あなたの紹介された「ハンギョレ説」のようですし、森氏の推論とは無関係だと思うのですが。
あくまでも森氏は、表記論的なアプローチによって、日本書記という鬱蒼たる文章の森の中で博学審問し、唐人二人と山田史がその「述作者」であるという結論に達しただけではないかと。
そうそう、あなたが3202でおっしゃった、
>話題になっている森博達は、日本書紀の内容ではなく、音韻・語彙・文法・文体の分析によって結論を導きました。クソ文献実証と言われる所以です。
「クソ文献実証」と称されているのは本当なんでしょうか?
私は国文学出身ですが、音韻・語彙・文法・文体の分析による研究というのは、第二次大戦後の「万葉集」研究などで取り入れられて、急速に発達したきわめて有効な手法だと思うのですが。そこまで酷評されているんですか?
これは メッセージ 3204 (tyongol さん)への返信です.
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