チャングムの戦い 大江戸捜査網⑦
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/01/11 11:27 投稿番号: [1626 / 6952]
いきなりですが訂正があります。
「美冬」ではなく「三冬」でした。
秋山小兵衛と佐々木三冬に連れられて、田沼屋敷へ向かうチャングム。
途中、お堀端で人ごみに出くわしました。
「なんだろうな。ちょっと見てくる」
そういって見にいった小兵衛、厳しい顔つきになると、そっとチャングムと三冬を手招きします。
「三冬どの、チャングムさん、この者どもに見覚えはないか」
人ごみの中心ではむしろを被せられた水死体が4つ安置されていました。
「中村さん、ちょっとすまんが見せてもらえるかな?」
見ると、昨日会った中村同心が番をしていました。顔に掛けられたむしろを外します。
「あ、これは秋山先生、どうぞどうぞ」
小兵衛と中村が並ぶと、なぜか画面の左右に均等に別れるような位置に立つか、片方がシルエットや後ろ姿の構図になるのは気のせいです。合成映像とか別撮りとかスタントインじゃないですよ?
「先生、この人たちは昨日私たちを襲ってきた人です」
「ええ、チャングムさんの言うとおりです」
十手で、体に被せたむしろを持ち上げて、中村が小声で言います。
「しかし、先生、こいつらは水死じゃねぇ、見てくださいこの傷を」
どの死体の腹にも、青いあざが数箇所くっきりとついています。どうやら撲殺のようです。
「こんな殺し方はみたことがありません」
汗を拭う中村。それを見てから小兵衛は三冬のほうに振り返ります。
「三冬殿、この一件大きな裏があるのかも知れぬ。用心してかかることだ」
さて、老中田沼主殿頭さまのお屋敷に参上したチャングム・秋山小兵衛・三冬の3人(太田は昨日の一件で腰を抜かしたため、接骨に行きました。佐渡帰りの「鉄」という凄腕の接骨だそうです)、早速奥へ通されます。
主殿頭は、チャングムから事情を聞いて、難しい表情で首をひねります。
「ただの人探しと言うわけではなさそうじゃな。越中守がかんでいるかと思えば、謎の襲撃者まで出てきたのか。なんとも厄介なことじゃ・・・これはわしも迂闊に手を出せぬ。秋山殿、ここはひとつお願いできまいか?」
「わかりました。大治郎ともどもチャングムさんのお手伝いをいたします」
ようやく愁眉を開いた主殿頭、一転して明るい表情でチャングムに話しかけます。
「チャングムどの、ひとつ教えてくださらぬか?」
「は、はい」
「じつは、我が国は清国やオランダと交易をしておるのだが、最近、取引があまり芳しくないのじゃ。そこで、どんなものが売れるのか、必要とされているのかを、貴国の事情を参考として知りたいのじゃ」
「わ、わたしは料理のことしかわかりませんが、今、清では海産物を使った料理が大流行です。日本には、フカヒレや鮑など料理に欠かせない海産物が多く獲れるようですので、それを輸出してはいかがでしょうか?」
それを聞いて、ぽんと膝を打った主殿頭。
「そうか!フカヒレや鮑、なまこを輸出すれば売れるのじゃな。ありがとうチャングムどの」
こうして、海産物を俵に詰めた『俵物』の清への輸出が始まったのでした。これによって幕府の財政難は改善されたのです。
「美冬」ではなく「三冬」でした。
秋山小兵衛と佐々木三冬に連れられて、田沼屋敷へ向かうチャングム。
途中、お堀端で人ごみに出くわしました。
「なんだろうな。ちょっと見てくる」
そういって見にいった小兵衛、厳しい顔つきになると、そっとチャングムと三冬を手招きします。
「三冬どの、チャングムさん、この者どもに見覚えはないか」
人ごみの中心ではむしろを被せられた水死体が4つ安置されていました。
「中村さん、ちょっとすまんが見せてもらえるかな?」
見ると、昨日会った中村同心が番をしていました。顔に掛けられたむしろを外します。
「あ、これは秋山先生、どうぞどうぞ」
小兵衛と中村が並ぶと、なぜか画面の左右に均等に別れるような位置に立つか、片方がシルエットや後ろ姿の構図になるのは気のせいです。合成映像とか別撮りとかスタントインじゃないですよ?
「先生、この人たちは昨日私たちを襲ってきた人です」
「ええ、チャングムさんの言うとおりです」
十手で、体に被せたむしろを持ち上げて、中村が小声で言います。
「しかし、先生、こいつらは水死じゃねぇ、見てくださいこの傷を」
どの死体の腹にも、青いあざが数箇所くっきりとついています。どうやら撲殺のようです。
「こんな殺し方はみたことがありません」
汗を拭う中村。それを見てから小兵衛は三冬のほうに振り返ります。
「三冬殿、この一件大きな裏があるのかも知れぬ。用心してかかることだ」
さて、老中田沼主殿頭さまのお屋敷に参上したチャングム・秋山小兵衛・三冬の3人(太田は昨日の一件で腰を抜かしたため、接骨に行きました。佐渡帰りの「鉄」という凄腕の接骨だそうです)、早速奥へ通されます。
主殿頭は、チャングムから事情を聞いて、難しい表情で首をひねります。
「ただの人探しと言うわけではなさそうじゃな。越中守がかんでいるかと思えば、謎の襲撃者まで出てきたのか。なんとも厄介なことじゃ・・・これはわしも迂闊に手を出せぬ。秋山殿、ここはひとつお願いできまいか?」
「わかりました。大治郎ともどもチャングムさんのお手伝いをいたします」
ようやく愁眉を開いた主殿頭、一転して明るい表情でチャングムに話しかけます。
「チャングムどの、ひとつ教えてくださらぬか?」
「は、はい」
「じつは、我が国は清国やオランダと交易をしておるのだが、最近、取引があまり芳しくないのじゃ。そこで、どんなものが売れるのか、必要とされているのかを、貴国の事情を参考として知りたいのじゃ」
「わ、わたしは料理のことしかわかりませんが、今、清では海産物を使った料理が大流行です。日本には、フカヒレや鮑など料理に欠かせない海産物が多く獲れるようですので、それを輸出してはいかがでしょうか?」
それを聞いて、ぽんと膝を打った主殿頭。
「そうか!フカヒレや鮑、なまこを輸出すれば売れるのじゃな。ありがとうチャングムどの」
こうして、海産物を俵に詰めた『俵物』の清への輸出が始まったのでした。これによって幕府の財政難は改善されたのです。
これは メッセージ 1621 (toapanlang さん)への返信です.
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