「レアメタルの実情と日本の課題」その2
投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2007/06/20 05:45 投稿番号: [5601 / 9237]
〜続き〜
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レアアースの中でも比較的豊富に存在するネオジムというレアメタルは、高性能磁石の主な材料で、今のハイテク製品には不可欠なレアメタルの一つです。
ハイブリッド自動車などの高性能モータには、ネオジムに加え、ジスプロシウムなどのレアアースも必要です。ジスプロシウムは、ネオジムとは異なり、レアアースの中でも存在量が少なく、
資源的な制約が大きいレアメタルです。このため、ジスプロシウムなどのレアメタルをあまり使わない、新型の高性能磁石の開発はとても重要な課題です。
さらに、自動車やエアコンなどに使う “大きな出力の高性能モータ”の普及には、レアアースの安定した供給源の確保も重要です。
なぜなら、レアアースの資源については、
高品位の鉱石が、中国の特定地域からしか産出しないからです。
高性能磁石の開発や生産技術についても、日本は今も世界をリードしていますが、資源と合金原料の供給について、中国に首根っこを押さえられた状況で、今後どう立ち回っていくかは、
注目すべき点です。
近年、価格の高騰がメディアを賑わしているインジウムは、透明な電子材料の主要元素で、薄型テレビなどに不可欠なレアメタルです。
インジウムは、亜鉛をつくるときの副産物として年間わすか数百トン程度しか生産されません。希少金属の代表格である「金」の世界生産量が、年間2千トン程度であることを考えると、
インジウムは極めて希少なレアメタルであると言えます。インジウムの生産技術に関しても日本のメーカが高い技術力を有しており、世界的なシェアをほぼ独占しています。
インジウムだけでなく、青色発光ダイオードに使われるガリウムも、「副産物のレアメタル」です。これらの副産物のレアメタルは、供給量を増大させることが困難ですので、
需要と供給のバランスが急激に崩れることも念頭に置かなければなりません。したがって、代替材料の開発や 消費量を低減する技術だけでなく、
効率の良いサイクル技術の開発も重要です。
白金やロジウムなどの、白金族金属も、古くは、銅やニッケルなどの副産物として生産されていましたが、これらの貴金属レアメタルは、今は南アフリカなどの専用鉱山から“主産物”として採掘されています。
白金は、一般にはプラチナとして、“装飾品の素材”として身近に感じられますが、実際は、自動車の排ガスを無害化する触媒としての使用量の方が多いのが、実情です。
ロジウムについては、そのほとんどが触媒として使用されていますので、一般には、目にすることがない貴金属です。
今後、自動車排ガスの環境規制は、世界的に強化されるでしょうから、
触媒として不可欠なこれらの白金族金属は、将来的にも需要が増大するでしょう。
白金は、昨今の素材ブームにより価格が高騰しており、メディアでは「資源の枯渇」を問題視する向きもあります。しかし、意外かもしれませんが、白金は、レアメタル中では資源的な枯渇の心配が少ない元素です。
〜続く〜
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レアアースの中でも比較的豊富に存在するネオジムというレアメタルは、高性能磁石の主な材料で、今のハイテク製品には不可欠なレアメタルの一つです。
ハイブリッド自動車などの高性能モータには、ネオジムに加え、ジスプロシウムなどのレアアースも必要です。ジスプロシウムは、ネオジムとは異なり、レアアースの中でも存在量が少なく、
資源的な制約が大きいレアメタルです。このため、ジスプロシウムなどのレアメタルをあまり使わない、新型の高性能磁石の開発はとても重要な課題です。
さらに、自動車やエアコンなどに使う “大きな出力の高性能モータ”の普及には、レアアースの安定した供給源の確保も重要です。
なぜなら、レアアースの資源については、
高品位の鉱石が、中国の特定地域からしか産出しないからです。
高性能磁石の開発や生産技術についても、日本は今も世界をリードしていますが、資源と合金原料の供給について、中国に首根っこを押さえられた状況で、今後どう立ち回っていくかは、
注目すべき点です。
近年、価格の高騰がメディアを賑わしているインジウムは、透明な電子材料の主要元素で、薄型テレビなどに不可欠なレアメタルです。
インジウムは、亜鉛をつくるときの副産物として年間わすか数百トン程度しか生産されません。希少金属の代表格である「金」の世界生産量が、年間2千トン程度であることを考えると、
インジウムは極めて希少なレアメタルであると言えます。インジウムの生産技術に関しても日本のメーカが高い技術力を有しており、世界的なシェアをほぼ独占しています。
インジウムだけでなく、青色発光ダイオードに使われるガリウムも、「副産物のレアメタル」です。これらの副産物のレアメタルは、供給量を増大させることが困難ですので、
需要と供給のバランスが急激に崩れることも念頭に置かなければなりません。したがって、代替材料の開発や 消費量を低減する技術だけでなく、
効率の良いサイクル技術の開発も重要です。
白金やロジウムなどの、白金族金属も、古くは、銅やニッケルなどの副産物として生産されていましたが、これらの貴金属レアメタルは、今は南アフリカなどの専用鉱山から“主産物”として採掘されています。
白金は、一般にはプラチナとして、“装飾品の素材”として身近に感じられますが、実際は、自動車の排ガスを無害化する触媒としての使用量の方が多いのが、実情です。
ロジウムについては、そのほとんどが触媒として使用されていますので、一般には、目にすることがない貴金属です。
今後、自動車排ガスの環境規制は、世界的に強化されるでしょうから、
触媒として不可欠なこれらの白金族金属は、将来的にも需要が増大するでしょう。
白金は、昨今の素材ブームにより価格が高騰しており、メディアでは「資源の枯渇」を問題視する向きもあります。しかし、意外かもしれませんが、白金は、レアメタル中では資源的な枯渇の心配が少ない元素です。
〜続く〜
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これは メッセージ 5600 (usagigamemaimai さん)への返信です.