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「レアメタルの実情と日本の課題」その3

投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2007/06/20 05:53 投稿番号: [5602 / 9237]
  〜続き〜
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  資源的な心配は少なくても、使用済み製品から白金などの貴金属を回収することは、とても重要です。
なぜなら、鉱石の中の白金の濃度は非常に低いため、白金を1トン作るのに、何百万トンもの鉱石が
必要で、“莫大なエネルギー”を投入しなくてなはならず、白金を鉱石から取り出して生産する場合は、
地球環境に大きな負荷を与えるからです。
  白金については、鉱山が南アフリカやロシアなど、ごく限られた国にしかないことも、大きな問題です。
自動車などの基幹産業に不可欠な白金族金属については、「高度なリサイクル技術」の開発に加え、
「循環利用のための社会システムの確立」、さらには、「備蓄などの資源バッファの構築」などが重要な課題です。
  日本はレアメタルの生産大国だけでなく、“消費大国”でもあるため、製品やスクラップという形で国内に膨大な
量のレアメタルが蓄積されています。レアメタルを含む廃棄物は、見方を変えると貴重なレアメタル資源です。
  廃棄物の中のレアメタルを効率良く回収する技術は、“現代の錬金術”ともいわれています。レアメタルの
リサイクル技術は、“貴重な資源”や“地球環境”を守るだけでなく、日本にとっては、資源セキュリティ上
も重要な技術となります。
  これまで日本は、“高品質のレアメタル”を低いコストで製造する技術開発で世界をリードしてきました。
今後は、これらの先端技術に加え、「採掘や製錬に伴って生じる“地球環境への負荷”を低減するための環
境技術」、「使用量の低減や代替材料の開発」、さらには、「高度なリサイクル技術の開発」などを通じて、
世界に貢献することになるでしょう。
  資源を持たない日本にとって、質の高い“人的資源”の育成も重要な課題です。産業界、行政、大学などが連
携してレアメタルに関する高度な技術開発を続けると同時に、それを担う優秀な人材の育成を行う必要があります。

  今後も、日本が世界に冠たるレアメタルの生産大国・技術“超”大国として、
  世界をリードし続けることを願って止みません。(終)
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