「レアメタルの実情と日本の課題」その1
投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2007/06/20 05:33 投稿番号: [5600 / 9237]
日本は「レアメタル生産大国」だそうです。全く知りませんでした(インジウムを産出していた鉱山は地元にありますが現在は採掘休止です)
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2007年05月23日 (水) NHK ETV 午後10時50分〜11時 東京大学 生産技術研究所 准教授・工学博士 岡部 徹
◆ ◆ ◆ ◆
テレビやパソコン、携帯電話など、ハイテク機器には多種多様のレアメタルが使われています。例えば、普段、何気なく使っている携帯電話の液晶パネルにはインジウム、
バイブレータのモータにはネオジム、電気を溜める高性能コンデンサにはタンタルなど、使用例は枚挙にいとまがありません。ハイテク機器の頭脳であるLSIなども、レアメタルの塊ですし、
薄型テレビ、ハイブリッド自動車、太陽電池などにも多くのレアメタルが必要です。
日常的には直接目にすることは少ないものの、レアメタルがなければ豊かな社会は成り立ちません。
意外に知られていないことですが、日本は世界に冠たるレアメタルの生産大国です。
資源を全量輸入し、人件費とエネルギーコストが高く、厳しい環境規制があるなど、日本は多くのハンディを負いながらも、レアメタルの生産技術については、今も「世界のトップランナー」です。
ここでは、幾つかのレアメタルを選んで、その現状を紹介し、私なりの考えを述べさせていただきます。
レアメタルとは、その名のとおり、“稀少金属”や“特殊金属”という意味で一般に受けとめられていますが、資源的には、必ずしも“レア”な金属であるとは限りません。
レアメタルとは、鉄やアルミニウム、「銅、鉛、亜鉛」などの、ベースメタル“以外”の金属の総称で、貴金属のように稀少なものだけでなく、資源的に豊富なものも沢山あります。
例えば、航空機などの材料として不可欠なチタンは、地殻中に存在する元素としては9番目に存在量が多く、資源的には、ほぼ無限に存在する元素です。レアメタルの代表格である
チタンが、“資源的にはレアでない”と聞いて“意外”と思う人は多いと思いますが、皆さんが良く知っている、銅や鉛、亜鉛、ステンレス鋼の合金元素であるニッケルやクロムと較
べても、チタンは “桁違い”に埋蔵量が多いのが真実です。
それでは、資源的に豊富なチタンが なぜレアメタルなのでしょうか。それは、チタンの効率の良い製造法が開発されておらず、“純度が高い金属チタン”を製造するのが非常に難
しいからです。現状では、チタンを作るのに高度な技術力が必要で、最先端の技術を駆使しても、1トンのチタンを作るのに100万円以上のコストがかかります。
チタンについて、もう一つ意外な事実を紹介します。現在、金属チタンの製造については、日本は約3割の世界シェアを維持しています。高い電力や人件費をものともせず、
鉱石はすべて海外から輸入ながらも、日本(のチタン製造メーカ)は、“世界最高の技術力” を武器に、高品質なチタンを作って海外に輸出し、世界に貢献しています。
抜群の強度があり、軽くて全く錆びない“夢の素材”チタンが安く作れるようになれば、飛躍的な普及が期待できます。将来、技術革新により、資源的に豊富なチタンがレアメタルでなくなり、
日常生活に広く使われる日が来るかもしれません。
つぎに、別のレアメタルを紹介いたしましょう。
理科で習う「元素の周期表」の下の方には、帯状にまとめて列記されている“希土類元素” あるいは“レアアース”とよばれる金属元素のグループがあります。
これらのレアアースは、“地球上”に“ごく希”に存在する稀少元素と思われがちです。しかしこれは、名称による誤解であり、実際は、その名のイメージほどは“レア”ではありません。
ほとんどのレアアースは、銅やニッケルなどと、同じ程度の存在量があります。
〜続く〜
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2007年05月23日 (水) NHK ETV 午後10時50分〜11時 東京大学 生産技術研究所 准教授・工学博士 岡部 徹
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テレビやパソコン、携帯電話など、ハイテク機器には多種多様のレアメタルが使われています。例えば、普段、何気なく使っている携帯電話の液晶パネルにはインジウム、
バイブレータのモータにはネオジム、電気を溜める高性能コンデンサにはタンタルなど、使用例は枚挙にいとまがありません。ハイテク機器の頭脳であるLSIなども、レアメタルの塊ですし、
薄型テレビ、ハイブリッド自動車、太陽電池などにも多くのレアメタルが必要です。
日常的には直接目にすることは少ないものの、レアメタルがなければ豊かな社会は成り立ちません。
意外に知られていないことですが、日本は世界に冠たるレアメタルの生産大国です。
資源を全量輸入し、人件費とエネルギーコストが高く、厳しい環境規制があるなど、日本は多くのハンディを負いながらも、レアメタルの生産技術については、今も「世界のトップランナー」です。
ここでは、幾つかのレアメタルを選んで、その現状を紹介し、私なりの考えを述べさせていただきます。
レアメタルとは、その名のとおり、“稀少金属”や“特殊金属”という意味で一般に受けとめられていますが、資源的には、必ずしも“レア”な金属であるとは限りません。
レアメタルとは、鉄やアルミニウム、「銅、鉛、亜鉛」などの、ベースメタル“以外”の金属の総称で、貴金属のように稀少なものだけでなく、資源的に豊富なものも沢山あります。
例えば、航空機などの材料として不可欠なチタンは、地殻中に存在する元素としては9番目に存在量が多く、資源的には、ほぼ無限に存在する元素です。レアメタルの代表格である
チタンが、“資源的にはレアでない”と聞いて“意外”と思う人は多いと思いますが、皆さんが良く知っている、銅や鉛、亜鉛、ステンレス鋼の合金元素であるニッケルやクロムと較
べても、チタンは “桁違い”に埋蔵量が多いのが真実です。
それでは、資源的に豊富なチタンが なぜレアメタルなのでしょうか。それは、チタンの効率の良い製造法が開発されておらず、“純度が高い金属チタン”を製造するのが非常に難
しいからです。現状では、チタンを作るのに高度な技術力が必要で、最先端の技術を駆使しても、1トンのチタンを作るのに100万円以上のコストがかかります。
チタンについて、もう一つ意外な事実を紹介します。現在、金属チタンの製造については、日本は約3割の世界シェアを維持しています。高い電力や人件費をものともせず、
鉱石はすべて海外から輸入ながらも、日本(のチタン製造メーカ)は、“世界最高の技術力” を武器に、高品質なチタンを作って海外に輸出し、世界に貢献しています。
抜群の強度があり、軽くて全く錆びない“夢の素材”チタンが安く作れるようになれば、飛躍的な普及が期待できます。将来、技術革新により、資源的に豊富なチタンがレアメタルでなくなり、
日常生活に広く使われる日が来るかもしれません。
つぎに、別のレアメタルを紹介いたしましょう。
理科で習う「元素の周期表」の下の方には、帯状にまとめて列記されている“希土類元素” あるいは“レアアース”とよばれる金属元素のグループがあります。
これらのレアアースは、“地球上”に“ごく希”に存在する稀少元素と思われがちです。しかしこれは、名称による誤解であり、実際は、その名のイメージほどは“レア”ではありません。
ほとんどのレアアースは、銅やニッケルなどと、同じ程度の存在量があります。
〜続く〜
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これは メッセージ 1 (live_in_Asia さん)への返信です.