朝鮮食べ物談義

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キムパプ

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/03/15 07:27 投稿番号: [2677 / 6487]
  個人的な思い入れで恐縮だが、「ついに」という表現で報告したい。数年来続いている韓国ブームの影響で、日本でもさまざまな韓国料理が食べられるようになっているが、ここにきていよいよ「粉食(プンシク)」の専門店が目立ち始めてきた。
  粉食とは名前が示す通り、小麦粉を主材料として作る料理の総称。小麦粉麺を茹でて作るカルグクス(手打ちうどん)や、マンドゥ(餃子)、スジェビ(すいとん)などが粉食の代表である。現在ではそれらの料理に加え、調理したインスタントラーメンや、トッポッキ(うるち米で作った餅の甘辛炒め)、キムパプ(海苔巻き)といった、手軽に食べられる料理の専門店として広く親しまれている。間食と食事の両方に対応する、ファストフード店のようなイメージだ。
  その粉食店が日本で少しずつ増えてきている。とりわけ人気商品として扱われているのがキムパプで、このキムパプをメインメニューに据えつつ、他の粉食料理も揃えるといった店が多い。キムパプは簡単にいってしまえば韓国式の海苔巻きなのだが、日本の海苔巻きとはやはり微妙に違う。
  まず違うのが酢飯を使わない点。ごはんはゴマ油と塩で味付け、香ばしい風味を演出する。具は単品では用いられず、数種類を巻き込んで味の組み合わせを楽しむ。ニンジンやホウレンソウのナムル、炒めた牛肉、たくあん、エゴマの葉、カニカマボコ、ハムなどが代表的な具。そのほかにもツナ、スライスチーズ、炒めたキムチなど、幅広い具材が使われるのも特徴だ。
  韓国ではこのキムパプを専門とする店が多く、全国に展開している有名チェーンもある。韓国好きの間では、いつか日本にも進出してくるだろうとささやかれていたが、その先鞭をつけたのが、2007年12月に東京・赤坂で日本1号店をオープンさせた「SCHOOL   FOOD」だ。ソウルの江南(カンナム)エリアを中心に12店舗を展開する人気店。通常のキムパプよりも細巻きに作り、個性的な具をたくさん組み合わせるのが特徴だ。
  赤坂店では韓国と同じ10種類のキムパプを準備。イカスミでごはんを炊いた「イカスミロール」や、薄焼き卵を海苔のかわりに使って巻いた「エッグロール」、飛び魚の卵(トビッコ)を具とした「シーフードロール」など、さまざまなバリエーションが楽しめる。レトロ感を出すために特注した小麦粉餅のトッポッキなど、サイドメニューが充実しているのも嬉しい。
  コリアンタウンとして知られる東京新大久保でも、韓流好きの女性ファンを中心に粉食店を訪れる人が増えている。職安通り沿いの「明洞のり巻き」では、黒米ごはんを用いた「黒米キムパプ」や、炒めた牛肉をメインの具にした「プルコギキムパプ」など、やはり10種類を用意。主婦層を中心とした女性客は、昼間から夕方の時間にかけて足を運ぶケースが多いため、おやつ感覚で食べられる粉食店が重宝されているようだ。韓国ドラマや映画に頻出する料理であることも多分に影響していることだろう。
  「明洞のり巻き」は、今年2月に初めての支店を同じ新大久保エリアでオープン。今月下旬には3号店を高円寺にオープンする予定と順調に経営規模を拡大している。
  キムパプを中心とした粉食はテイクアウトにも向いており、昼食、おやつ、夜食とさまざまな需要が見込める。今後、知名度を上げ、専門店が増えるとなれば、一気に韓国料理を代表する一品にのし上がる可能性も秘めている。2008年の大ヒット商品として成長することをおおいに期待したい。

●キムパプの魅力

  韓国でキムパプといえば遠足など外出時の定番料理。持ち運びに便利なため、弁当として作られることが多い。子どもの頃に「母が作ってくれたキムパプ」とは、韓国人のほとんどがノスタルジーを込めて語る思い出の料理だ。日本ではおにぎりを持参するところだろうが、韓国ではキムパプのほうが圧倒的にメジャー。おにぎりのことを韓国語で「三角キムパプ」というあたりからも、その優位度がうかがえる。


よくエンコリで「日本の食べ物は油っぽい」と言う朝鮮人が出現するが、こういうのを読むと「油っぽいとはどういう食感?」と思う。
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