朝鮮を笑う

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斜め上の雲 86

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/10/01 19:09 投稿番号: [1807 / 2847]
  鉄杭のはなしを続けたい。

  鉄杭伝説は風水思想による解釈にもとづいていたことはさきにのべたが、どうやら朝鮮においてはこの種の伝説は根深いものであるらしい。
  風水思想では地下に気の流れる地脈というものがあり、これを断つことでその土地の運気を悪くして英傑が出現しないようにすることができるという。
  地脈はまた「龍脈」ともいい、風水研究家として知られる崔昌祚元ソウル大教授によれば、ソウルの日本大使館も、北岳の精気をうばい気の流れを遮断する位置にあるという。
  となると、大使館をその位置に建設するよう決定、許可した韓国政府も責められなくてはならないはずであるが、そのような話は聞いたことがない。

  もっとも、地脈を断とうとしたのは日帝だけではなかったという。
  文禄慶長の役で、明軍をひきいて来援した李如松将軍が、朝鮮に文学のさかんなことをにくんで衰退させるために鉄杭を打ったというはなしもあるのである。
  しかし、たかだか九センチたらず、いや三〇センチ程度のイヌクギ一本で絶たれるという「民族精気」とはいったいどういうものなのだろうか。反日とあればそういった伝説まで信じこんですがりつくという心情は、この民族の精神に暗い影をおとしているようにもおもえる。
  いずれにせよ、鉄杭は被害者意識にいろどられ広く信じられた伝説であった。

  余談ではあるが、除去された鉄杭は、国立民俗博物館や独立記念館に「日帝の蛮行」の証拠として展示された。
  だが、数年後には展示からはずされた。どのような理由によるものなのか興味はつきない。

  また、金泳三政権は地名回復運動というのもおこなった。日帝の命名した悪しき地名を捨てて、奪われた地名を回復しようというのである。
  たとえば、ソウル市内西大門のそばにあるインワンサンである。これはがんらい、
「仁王山」
  であったのを、日帝が支配を誇示して、
「仁旺山」
  にかえたと韓国地名学会が指摘し、ソウル市当局は表記を「仁王山」にあらためた。
  もっとも、両者はハングル表記も発音もおなじである。いまさら漢字をもち出したところでなにもかわらなかったのだが。
  江華島の摩尼山(マニサン)のばあいは、やや事情がことなった。名山として知られるこの山は、摩利山(マリサン)であったという。
  朝鮮ことばで、「マリ」は「一番」「最高」を意味するのだが、日帝がじぶんたちの発音しやすい「マニ」に改悪した、というのである。
  仁川市地名委員会は、さっそく「マリサン」に回復するよう決定したが、意外な事実があきらかになった。
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