朝鮮を笑う

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斜め上の雲 85

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/24 01:12 投稿番号: [1799 / 2847]
  日本に対する反感の噴出は従軍慰安婦問題にとどまらなかった。
  九五年は、日帝から解放された光復五十周年にあたり、金泳三大統領の主導で多くの行事がもよおされた。それらのおおくは、朝鮮民族の心性(メンタリティ)というものを考えるうえで興味ぶかいものであった。

  金泳三大統領は、
「歴史を立てなおす」
  と号して多くの事業を実行したが、そのなかでは朝鮮総督府の撤去、景福宮の復元がよく知られている。
  また、鉄杭除去もやや有名になった。これは、日帝が朝鮮民族の精気を抹殺するため、鉄杭を打って地脈をたったという風水思想にもとづくはなしであり、金泳三政権の国政資料集によれば、民族の被害意識を完全に清算するためその鉄杭を除去したとある。
  韓国はこれを政府事業として計画し、九五年二月に閣議決定した。内務部の所管でおこなわれた調査には軍隊まで動員され、地雷探知機を使用して鉄杭をさがした。
  その結果、全国で三〇センチ程度のイヌクギのようなものから一五〇センチまでさまざまな鉄杭が百十八本発見され除去された。マスコミや宗教団体などがこの運動と報道に熱中した。

  だが、すべては壮大な喜劇であった。
  発見された鉄杭の多くは、方位表示や測量に関しての三角点設置用に打ちこまれたものか、あるいは峻険な岩場の手すり用にすぎなかったのである。
  総合雑誌「月刊朝鮮」は、「金泳三政府は“風水政権”か?」と題した特集でこれを調査した結果、鉄杭による民族精気抹殺はなんら確証のない説であると結論し、
「キリスト教長老の金泳三大統領が率いる文民政府は『鉄杭』という亡霊にとりつかれ、二十一世紀を目の前にして韓国を迷信と過去にしばりつけている」
  と皮肉った。また、日本人測量班に同行して測量用に杭を打つのを目撃した古老の証言なども出てきた。
  つまりは、鉄杭を打って精気を抹殺するというはなしは「伝説」であった。風水師や地官とよばれる一種の占い師たちの語る言い伝えでしかなかったのである。
  考えてもみれば、明治維新以来、ふるいものを迷信として容赦会釈なしに切り捨てることで近代化をはじめた日本が、風水思想というものを重視するであろうか。それに、がんらい日本に風水思想は縁が深くはない。信じてもいない思想によって行動するものであろうか。
  どうやらこの民族は、じぶんたちの思考を手前勝手に他者にあてはめるのをしごく当然とおもっているのではないか。

  しかし、それ以上に興味ぶかいのは、反論をきいた韓国人たちの反応であった。かれらにとっては、鉄杭であれなんであれ日帝がからめばそれが蛮行だというのである。
  そのなかでも、慎𨉷廈(シン・ヨンハ)ソウル大教授の発言がふるっている。
「日帝は風水思想を信じていなかったが、韓国人に挫折感を植えつけるためにそれを利用して鉄杭を打ったのだ」
  このようなすりかえとこじつけこそが朝鮮式弁論術の真骨頂であろう。
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