朝鮮を笑う

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

斜め上の雲 79

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/08/29 10:45 投稿番号: [1736 / 2847]
  学生運動が北朝鮮を賛美するようになったのは、ほかにも理由がある。
  北朝鮮がかつて経済危機に陥ったとき個人崇拝の強化によって批判を圧殺したことはすでにふれた。また、その発展として「主体思想」なるものをつくりだし、「自主」「自立」「自衛」をとなえた。
  この姿勢が、経済を日米にたよりきった状態のまま発展をつづける韓国の学生たちにとってまぶしくうつった。この場合、現実がどうであったかはほとん意味がない。この民族の通弊として、あくまでも重視されるのは看板であって中身ではなかった。

「反外勢」
  学生たちにとって、これほどきらびやかなことばはなかったであろう。外国勢力に従属し、その下請工場としてかりそめの繁栄をあたえられたうえ、うつくしい国土にその軍隊を常駐させるという屈辱にあまんじ続けるウリナラ政府に対し、北朝鮮は分断されたままでありながら、外国になにひとつたよることなく歩いている。
  この同胞たちの気概に韓国もならわなくてはいけない。いや、むしろその苦難のみちをあえてえらんだ指導者のもとでこそ民族の統一はなしとげられるのではないか。
  再三いうようだが、このとき学生たちの脳裏には、現実の北朝鮮が中ソからの援助的貿易によって命脈をつなぎ、中東やアフリカに武器を輸出、軍事顧問を派遣して、みずからが「外勢」となっていたことなどまったくうつっていない。
  もとより、かれらはそのようなことを知ろうともしなかったし、知ったところで脳内妄想があらたまるわけでもなかったのだが。

  ともかく、八八年以降の大学にはこのような学生運動がはびこった。とくに八九年にかけては、学生活動家たちがかつて朴正煕少将のクーデターの直接の契機となった南北学生会談をふたたびさけび、北朝鮮がソウルオリンピックのむこうをはって開催した「第十三回世界青年学生祝典」通称「平壌祭典」に活動家代表を派遣しようとした。
  その代表にえらばれた二十歳の女子大生林秀卿は、八九年六月三〇日、当局の監視の裏をかきヨーロッパ経由で平壌にはいった。空港に降りたった林は歓迎のために殺到した学生代表らにもみくちゃにされ、ホテルへむかうために乗ったベンツは歓迎のこぶしでぼこぼこになったという。

  一方、韓国の諸大学ではすでに五月から学園祭に乗じて北朝鮮ブームとでもいうべきものがはじまっていた。
  壇国大では平壌でつくられた祭典ポスターがはられ、延世大では勝手につくられた祭典記念絵葉書が売りだされ、校門前ではフォークダンスに似た「解放踊り」がもよおされた。また、西江大では平壌酒場という模擬店がだされ、朝鮮総聯のつくった案内図をパクった平壌市街案内地図が貼りだされた。
  檀君大でも事情はかわらず、学生活動家たちが公然と北朝鮮をたたえ解放踊りをおどっていた。入学したばかりの世実もその輪のなかにあった。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)