朝鮮を笑う

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解説:斜め上の雲 66

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/07/29 09:58 投稿番号: [1668 / 2847]
朴暗殺の描写については、さらっと書いて流すつもりでしたが、ちょうど趙甲済の『朴正煕、最期の一日』の翻訳版が出たので、それに多くを拠って書き直しました。

>この夜、青瓦台近くの安全家屋で、朴大統領は、金部長と大統領警護室長の車智茢、秘書室長の金桂元と酒宴をひらいていた。ほかには宴席のホステスをつとめた歌手の沈守峰と女子大生でモデルだった申才順がいた。

安全家屋は、韓国の家屋や料亭と同じく靴を脱いであがるもの(つまり日本と同じ)で、しかも宴会場は掘りごたつになっていました。

>金戴圭は、窮した。
  狐は強い狐に追いつめられると、自分の脚を噛みちぎったりして自傷行為をするそうだが、金の場合もそれに似ていた。

ここの文章は、『この国のかたち   74   室町の世』の足利義教を暗殺した赤松満祐の心理描写からいただきました。

>金が宴席にもどると、朴らは沈守峰のギターにあわせて歌をうたっていた。金はしばらく飲食していたが、
「殺す」
  しぼり出すように日本語で低くつぶやくと、右隣に座っている金秘書室長の肩を叩いてそっとささやいた。
「兄さん、閣下によくお仕えしてください」

金桂元へのインタビューによると、金戴圭は重要な発言などを強調するさい、日本語で言うくせがあったそうです。文章内で太字を使うようなもんかな?

>朴は背筋を伸ばしてあぐらをかいたまま雷のような声で叱責した。金は文字どおり雷鳴にうたれたかのようにからだをふるわせると、一瞬ためらったのち大統領を撃った。
「野獣の心で維新の心臓を撃った」
  と、のちに金はいったが、本当のところはどうであったのだろう。つづいて二発めを撃とうとしたが弾が出ない。部屋の外へ走りでた。

何かの拍子で安全装置が下りてしまったのに無理やり撃鉄を起こそうとして、銃の故障と思いこんだ、という説が有力です。金桂元はインタビューで、自分が触って薬莢をつまらせたか安全装置を下ろしたと言っていますが、対面に座っていた申才順は否定しています。
また、趙甲済は『朴正煕、最期の一日』の中で、実際に射撃場でワルサーPPKを使って実験した結果、この銃は衝撃などで安全装置が下りやすいという欠点があり、それが原因と結論付けました。
金戴圭は車室長が銃を持っていると思い込んでいたので、反撃をおそれていったん部屋から逃げて銃を取りに行ったそうです。
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