朝鮮を笑う

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解説:斜め上の雲 8

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/02/16 13:58 投稿番号: [1204 / 2847]
  今回は、元ネタが4つあります。

  最初の、

>ソウルはわずか4日で陥落した。
  すでにふれたように坡州はソウルの北にある。北朝鮮軍が通過したあと、町のひとびとはようやく事態を解釈できた。
(ふいに殴りつけられただけで、首都があっけなく陥ちるのか)
  と、元さんは、わが身に関係のあるこの事態について考え、あらためてこの政府のもろさにおどろかされた。

  最後2段落は、『坂の上の雲』1巻、陸軍の学校に入った秋山好古が、西南戦争のため曾我祐準校長らまで出征してしまい、とても授業にならなかったときの表現が元ネタです。

  次、

>大田で家族と別れるとき、父の信五が、
「しっかりお役に立つんだぞ」
  と、息子をはげました。まわりのひとびとが涙を流しながらみなうなずいたところをみると、もはや生きては会えぬものと信じていたらしい。

  同じく1巻。大阪へのぼる好古を、郷里の人々が港で見送った場面です。原文では「郷党の名誉をあげろ」とはげまされ、みんな大まじめにうなづいた。まだ藩の名誉みたいなものを信じていたらしい時代だ、というような表現でした。

>義勇軍の宿営地に行って手続きをすませると、司令部にゆくよう言われた。
  司令部テントの奥のほうに司令官がいた。背はやや低めながらがっちりした男で、山賊のように背中に刀を背負っている。錫元に気づくと近づいてきて、
「おまえは何歳かな」
  といった。
  年齢を正直に答えれば追い返されるであろう。が、戦時中である。本人申告の真偽をたしかめられることもないと思い、
「19歳です」
  と答えた。
「干支は何年かな」
「亥年です」
  と答えると、司令官は笑った。19歳なら未年であるべきだった。司令官はこの少年が年齢をごまかしていることに気づいたらしいが、黙認したようだった。

  ここも1巻。大阪で師範学校を受けようと申し込んだとき、年齢をごまかし、受付官が見逃してくれたのが元ネタです。
  なお、韓国でも干支はあります。占いでもちゃんと十二支占いがあります。

>司令官――金錫源准将――はそういって錫元の体格を、ちょうど道具屋の手代のような目でながめていたが、やがて、
「わしのそばで連絡兵をつとめろ」
  といった。

  最後も1巻。東京へ出て陸軍の学校に受かったとき、係官(寺内正毅)が、好古の体格を品定めして騎兵に回すところです。固有名詞二つ「司令官――金錫源准将――」「連絡兵」以外はほぼそのままですかね。

  やっと朝鮮戦争にたどり着きました。
  といっても朝鮮戦争編はほぼ完成、今は李承晩について書こうとしているところです。
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