>>隠州視聴合紀の此州
投稿者: kana_ikeuchi 投稿日時: 2005/05/27 23:23 投稿番号: [9597 / 18519]
転写:
http://toron.pepper.jp/jp/take/jpn/onsyu.html
斎藤豊仙 『隠州視聴合記』(1667年)
隠州在北海中故云隠岐島 従是 南至雲州美穂関三十五里 辰巳至伯州赤碕浦
四十里 未申至石州温泉津五十八里 自子至卯 無可往地 戍亥間行二日一夜有松
島 又一日程有竹島(俗言磯竹島多竹魚海鹿按神書所謂五十猛歟)此二島無人
之地 見高麗如自雲州望隠州 然則日本之乾地 以此州為限矣
隠州は北海の海中にあるので隠岐島という。これより南は雲州美穂関まで
は35里、東南は伯州赤碕浦まで40里、西南は石州温泉津まで58里、北か
ら東は往くべき地がない。西北に一泊二日行くと松島がある。また一日ほどで
竹島がある(俗に磯竹島という。竹や魚、アシカが多く、案ずるに神話・古事記にい
うところのイソタケルから来ている)。
この二島は無人の地である。高麗を見るに雲州より隠州を望むごとくであ
る。然からば即ち、日本の乾(北西)の地、此の州を以て限りと為す。
「高麗を見るに雲州より隠州を望むごとくであるところの竹島、「この州」が日本の
最北西にある領土で高麗と日本の境だよ。」
1667年8月、出雲松江藩の藩主の命により齋藤豊仙が隠岐郡代として、約2ヶ
月を掛けて隠州(隠岐島)を巡察した際の、「視」「聴いた」ことを採録した近世隠岐
の地誌(調査報告書)である。
巻一の『国代記』で齋藤豊仙は北海の中にある隠岐島が、これを基準として東西
南北、それぞれの方向にある日本の領地まで、どれだけの位置にあるかを記述して
いる。
その中で「見高麗如自雲州望隠州」に適合するのは竹島だけ、しかも(俗言磯竹
島多竹魚海鹿按神書所謂五十猛歟)から斎藤豊仙 は竹島を日本の州と考えてい
たと言える。
此州が竹島を指すのは無理があると考えることはない。長久保赤水、林子平など
も此州を竹島と読んでいる。鬱陵島一島だけの帰属が問題になった当時の記録をま
とめた『星湖塞説』でも「一州の土を覆す」と記している。
竹島こと鬱陵は小六島と岩石よりなっている。此州が竹島であることに異論はない
筈である。
http://toron.pepper.jp/jp/take/jpn/onsyu.html
領土問題を考える際、斎藤豊仙 『隠州視聴合記』(1667年)は日韓共に無視できな
い文書ですね。
http://toron.pepper.jp/jp/take/jpn/onsyu.html
斎藤豊仙 『隠州視聴合記』(1667年)
隠州在北海中故云隠岐島 従是 南至雲州美穂関三十五里 辰巳至伯州赤碕浦
四十里 未申至石州温泉津五十八里 自子至卯 無可往地 戍亥間行二日一夜有松
島 又一日程有竹島(俗言磯竹島多竹魚海鹿按神書所謂五十猛歟)此二島無人
之地 見高麗如自雲州望隠州 然則日本之乾地 以此州為限矣
隠州は北海の海中にあるので隠岐島という。これより南は雲州美穂関まで
は35里、東南は伯州赤碕浦まで40里、西南は石州温泉津まで58里、北か
ら東は往くべき地がない。西北に一泊二日行くと松島がある。また一日ほどで
竹島がある(俗に磯竹島という。竹や魚、アシカが多く、案ずるに神話・古事記にい
うところのイソタケルから来ている)。
この二島は無人の地である。高麗を見るに雲州より隠州を望むごとくであ
る。然からば即ち、日本の乾(北西)の地、此の州を以て限りと為す。
「高麗を見るに雲州より隠州を望むごとくであるところの竹島、「この州」が日本の
最北西にある領土で高麗と日本の境だよ。」
1667年8月、出雲松江藩の藩主の命により齋藤豊仙が隠岐郡代として、約2ヶ
月を掛けて隠州(隠岐島)を巡察した際の、「視」「聴いた」ことを採録した近世隠岐
の地誌(調査報告書)である。
巻一の『国代記』で齋藤豊仙は北海の中にある隠岐島が、これを基準として東西
南北、それぞれの方向にある日本の領地まで、どれだけの位置にあるかを記述して
いる。
その中で「見高麗如自雲州望隠州」に適合するのは竹島だけ、しかも(俗言磯竹
島多竹魚海鹿按神書所謂五十猛歟)から斎藤豊仙 は竹島を日本の州と考えてい
たと言える。
此州が竹島を指すのは無理があると考えることはない。長久保赤水、林子平など
も此州を竹島と読んでいる。鬱陵島一島だけの帰属が問題になった当時の記録をま
とめた『星湖塞説』でも「一州の土を覆す」と記している。
竹島こと鬱陵は小六島と岩石よりなっている。此州が竹島であることに異論はない
筈である。
http://toron.pepper.jp/jp/take/jpn/onsyu.html
領土問題を考える際、斎藤豊仙 『隠州視聴合記』(1667年)は日韓共に無視できな
い文書ですね。
これは メッセージ 9579 (kikousidayo さん)への返信です.
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