竹島

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Re: 朴世堂『西渓雑録』の誤読、下條批判2

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2007/12/30 00:52 投稿番号: [16068 / 18519]
  半月城さんの論<朴世堂『西渓雑録』の誤読、下條正男批判1〜3>にはいくつか疑問があります。


  まず半月城さんは、下條氏の指摘について、「下條氏がこのように述べるのは、朝鮮日報の韓国語記事を引用してのことでした。」として下條氏が原典にあたっていないと断言しておられますが、下條氏の文章からは、彼が「海洋水産動向」1250号を読んだか読んでいないかは明らかではないと思いますよ。


  次に、本件の核心部分である「蓋二島此(寧海)を去ること甚だしくは遠からず」の解釈についてですが、下條氏が、柳美林氏は「およそ二つの島(欝陵島と于山島)はそれほど離れていない」と読み誤った、と指摘していることに対して、半月城さんは、柳美林氏は「ここからさほど遠くなく」と正確に読んでいるから、下條氏の指摘は見当はずれだという御意見のようです。しかし、そうでしょうか。

  半月城さんの紹介するところによれば、柳美林氏は、朴世堂の『鬱陵島』のうち、

  「たいがい、2島(欝陵島と于山島を指す、柳注)がここからさほど遠くなく、ひとたび大風が吹けば到達できる程度である。于山島は地勢が低く、天候がくっきり晴れていないとか、最頂上に登らないと見えない。欝陵が(于山島より、柳注)少し高い(注5)」

という部分が重要であるとした上で、それから分かる重要な事実の2つ目として、

「第2に二島の距離と位置関係が明らかにされており」

と言っていますね。

  「ここからさほど遠くなく」という言葉は、もともと朝鮮半島から欝陵島、于山島を見ての表現であったはずなのに、あっという間に2島(欝陵島と于山島)間の距離の問題にすりかわっているのではないですか。

  こういう矛盾があるから、下條氏が「柳美林氏は読み誤った」と言ったのは間違っていないように思います。
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