Re: 坂田諸遠「松島異見」の「洲」
投稿者: kana_ikeuchi 投稿日時: 2006/11/06 21:16 投稿番号: [15135 / 18519]
【引用はじめ】
その迷宮の世界を一生の仕事とし、漢字の研究を続けた白川静さんが、96歳で亡くなった。「絵のような文字」について述べている。「漢字自体が、線の芸術として、はじめから完成されておるんです」
「漢字は人という字をたった二画で描く……もう少し寝かせた姿勢では死んだ人になって、つっかい棒をつけると久しいという字になる。これを箱の中に入れると柩(〓(柩のつくりの部分))になる……一点一画で、世界が変わるぐらいの表現ができるのです」(『回思九十年』平凡社)。語り口には、漢字への愛着というより愛がこもっている。
70歳を過ぎてから、「字統」「字訓」「字通」の「字書三部作」を仕上げ、一昨年には文化勲章を受けた。「国語力の根底は漢字にあり、漢字を復権しなければ、東洋は復権しない」。そんな信念でつくりあげた三部作だった。漢字という巨大な迷宮が備え持つ美しさと奥の深さを、いつまでも伝え続けてゆくだろう。
【天声人語】2006年11月03日(金曜日)付 より引用。
【引用終わり】
尊敬していた白川静立命館大学名誉教授の、「字統」「字訓」「字通」の「字書三部作」をお読みになってください。漢文で俗字を用いることに厳しいのは当然だといいたかったのです。明治の当時は、仮名混じり文でも、漢籍に素養のある方には、州そのものが水の流れの象形文字だけに、三水偏をつけることに違和感はなかったのでしょうか。
これは メッセージ 15134 (ararenotomo さん)への返信です.
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