竹島

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Re: よく分かる『隠州視聴合記』

投稿者: te2222000 投稿日時: 2006/09/02 08:28 投稿番号: [14883 / 18519]
(前の記事から続く)

ここまで書いていて一つ思い着いたことがあるので、お尋ねします。

shuku_remusさんのご主張は、以下の考えを前提にしているように思います。

◎斎藤豊仙は「竹島で経済活動を行なう権利が日本にあることを明確にした取り決めは、日朝間に存在しない」と思っていた。


shuku_remusさんは◎のようにお考えだということでよろしいでしょうか?

一応◎に同意していただけるものとして話を続けます。

斎藤豊仙はどうしてそのように思ったのでしょうか。
現在の我々は、豊富な史料によりそのような取り決めが存在しなかったことを知っています。
しかし、当時外交文書の公開など行なわれる筈がなく、日朝外交に関する詳細は、幕府と対馬藩の関係者のみが知っていることでした。それ以外の者には行政上必要な結論だけが通達された筈です(例えば、竹島一件の結果取り交わされた国書の内容などは知らされず、「竹島渡海を禁ずる」という通達のみを受け取る、など)。

ですから、斎藤豊仙にできるのは、自分の立場で分かる事実から、日朝間にどのような取り決めがあり、どのような取り決めがないかを推測することだけだったでしょう。

では、斎藤豊仙の立場で分かった事実とは何でしょう。
それは少なくとも次のことを含むのではないでしょうか。

「幕府が竹島渡海許可を出したこと」
「竹島渡海事業の開始から40年以上経つが、その間、事業が朝鮮によって妨害された例はないこと」
「竹島に渡った船が暴風で朝鮮に漂着し、乗組員が朝鮮の保護を受けて戻ってきた例があること」

これらに基く限り、日朝間に何がしかの取り決めが存在すると推測することはあっても、存在しないと推測することはないでしょう。

もし、◎が正しいとすれば、斎藤豊仙は上の三つの事実にも関わらず取り決めが存在しないと推測するに足るような別の事実を知っていたことになりますが、そのような事実があるでしょうか。

shuku_remusさんはどうお考えになりますか。
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