竹島

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日本のゴール変更、裁判から調停へ4

投稿者: hangetsujoh 投稿日時: 2005/09/25 22:32 投稿番号: [11302 / 18519]
   この発言は、その内容といい、説得力といい日本の議員にとって驚きだったようです。二宮・参議院議員は委員会(1965.11.26)でこう語りました。
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  (韓国の議事録を)読んだら そのまま ああそうか、交渉はこうであったのか、こういうことを韓国は主張したのか、日本はこう言ったのか、というふうに、それが事実であるかどうか、これはまた別としまして、説得力を持っている。
   一方、日本国民であるわれわれが、そして、国会議員である私が、先ほどから政府の答弁を聞いておりますと、説得力がない。疑問点に対して懇切な答弁がない。いわば韓国の、韓国政府が言っていることは、あれは勝手に言っているのだ、私の主張が正しいのだというふうに一方的にお話しになるように、この国会の審議に対しても、一方的な、あるいはひとつの型どおりの答弁しかなさらない。そこに大いに疑問があると思うのです。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/050/0400/main.html
        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

   たしかに二宮議員の指摘のとおりです。日韓で解釈が食いちがうという指摘に対し、佐藤首相は次のように型どおりの回答をするのみで、李長官の発言に対し詳細な反論はしませんでした。
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   第二の竹島の問題にいたしましても、これはたびたび説明いたしておりますように、私どもは竹島を放棄した覚えはございませんし、また韓国の主張を承認した覚えもございません。
   でありますから、このこともたびたび国会での審議を通じて明らかにいたしたのでありますが、韓国のほうで、あるいはこの竹島問題を韓国の主張どおりやらないならば、この日韓条約には調印しないのだ、こう言ってあるのだ、自分たちが調印をしたのだから、もう日本政府も百も承知なんだ、こういうような強弁は、どうしてもこの問題では成り立たないのであります。
   私が申し上げておりますように、私どもは竹島の問題を、領土権を放棄した覚えもないし、これについて言質を与えた覚えもない、また韓国側の主張を全面的に承認した覚えもない、こういうことをたびたび申し上げておりますが、明らかにこういうような事態がいわゆる紛争ではないのか。
   紛争の処理の方法は外交ルートでやる。さらにそれできまらなければその次の処置をとる。こうまで実は約束をしたのでありまして、これらの片言隻句、あるいは口約束されたものが私どもを縛るというようなものではない、私はかように思います。
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   佐藤首相は「これらの片言隻句、あるいは口約束されたものが私どもを縛るというようなものではない」と奥歯に物のはさまった言い方をしましたが、これは李長官の発言を念頭においたことは疑いないようです。やはり何やら李長官との間でやりとりがあったと思われます。
   結局、交換公文をめぐる日韓の認識は少なくとも建前上はすれ違いのままになってしまいました。しかし、日韓条約を機に国際司法裁判所の話が両国政府から消えたことは一歩前進でしょうか。

   その後の交換公文の運用ですが、これにもとづいて調停手続きが相手国へ提案されたことは皆無でした。これは当然と思われます。日本では日韓条約当時でも調停による解決は日本にとって不利との認識がある一方、その後は竹島=独島問題の研究も進み、日本政府に不利な史実が次々に明らかになり、調停は日本にとってますます不利になったからです。
   他方、韓国政府は竹島=独島問題が争点になることを望まないのはいうまでもありません。竹島=独島問題は日本の「言いがかり」にすぎないと認識しているのですから。

(半月城通信)http://www.han.org/a/half-moon/
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