人間像としては
投稿者: greatjp22 投稿日時: 2004/06/12 14:52 投稿番号: [8565 / 43168]
乃木将軍は、寡黙で思慮深い最後の武士然として描かれているとは思います。ただ、大軍を指揮する将軍の器ではなかったという事でしょう。伊地知少将の愚作を止めなかったのは確かに口出しをせず任せるという意志からきたものかもしれませんが、それであの結果では師団の最高責任者としてはどうかと。
時代背景としては、武士道に通じた考え方=軍人という図式がまだまかり通っている時だとは思いますが、私個人としては戦争は勝たねば意味がないと思っていますので、乃木将軍に対して軍人としての評価はできないですね。少なくとも誰がやっても負けていた作戦では無かったわけですから。
司馬遼太郎氏の見解については、確かに乃木将軍の個人攻撃を主題においているとは思っていません。ただ、あのような作戦の指揮者には不向きの人間を配置した当時の陸軍の派閥人事ゆえの失策、そこでおきた悲劇の当事者として描いたのだと感じておりますが。だからこれは明治陸軍のやり方を暗に批判しているのではないかと見ております。
しかし、あの本は皆様読んでいらっしゃるのですねえ。私も夢中で読みました。
これは メッセージ 8563 (guiseinoyuu さん)への返信です.
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